「あなたと、コンビに、ファミリーマート」が想起率1位

日経BPコンサルティングが行っている「日経メッセージ調査2020」の結果が発表された。1位はファミリーマートの「あなたと、コンビに、ファミリーマート」。

上位の4社の企業名の想起率は50%を超えている。

  1. 「あなたと、コンビに、ファミリーマート」(ファミリーマート)

2. 「ココロも満タンに コスモ石油」(コスモエネルギーホールディングス)

3. 「お口の恋人」(ロッテ)

4. 「新製品が安いケーズデンキ」(ケーズホールディングス))

1位のファミリーマートの「あなたと、コンビに、ファミリーマート」は、2017年に音商標として登録されており、言葉だけではなく、あのメロディーも商標となっている。上位4社のコピーは、すべてジングルと呼ばれる音楽として使用されており、テレビ広告などで繰り返し放送されていることで、多くの人の記憶に残った。テレビと音楽化が決め手のようだ。

ロッテの「お口の恋人」は、この調査で長い間、1位だったものが、少し順位を下げている。理由はよくわからないが、広告での露出が減少しているのではないかと推測する。ちなみにネットの情報によると、このコピーはドリフターズの仲本工事さんのお母さんの応募が採用されたものだそうだ。このコピーの歴史は古く、少なくとも1959年のTBSの「ロッテ歌のアルバム」の放送開始の際には、このコピーが紹介されていたそうなので、それ以前と推測される。つまり60年以上の歴史がある。一方のファミリーマートの「あなたと、コンビに、ファミリーマート」は、ロッテよりも企業としての歴史が新しい分だけ、古くまでさかのぼれないと思われる。

コスモ石油の「ココロも満タンにコスモ石油」は、その由来がホームページに記載されており、1997年にオリジナルで制作された90秒の楽曲の1部と言うことで、その歴史は20年と少しだ。ちなみにこのコピーは著名なコピーライターの中畑貴志さんの作ということだ。

4位のケーズデンキの「新製品が安い」についても調べてみたが、歴史や経緯ついての記載はなく、2代目社長の方が考案したということだけがわかった。こちらもロッテに比べれば、広告活動の歴史も浅い分だけ、このメッセージの歴史も新しいと思われる。

過去のこの調査の歴史も見てみたが、ロッテの「お口の恋人」のように長く上位にランクされているものもあれば、すぐに消えていくものもある。理由は、企業の広告活動の量の増減や内容の変更等により、想起は大きく影響受ける。どんなに認知されていたとしても、その活動を少し緩めただけで忘却率が大きく働いてくるようだ。