エイプリルフール

昨日書いたフォルクスワーゲンのボルツワーゲンへの改名は、やはりエイプリルフールだったようだ。

改名を告げるニュースリリースは、4月29日の日付で3月29日にウェブサイトに掲載された。これに対して多くのジャーナリストが怒りの表明を行っている。ジャーナリストは、フォルクスワーゲンが数年前に排出ガスのデータを偽造したことをあげて、またジャーナリストを騙すようなことを行ったと非難している。

フォルクスワーゲンは、電気自動車であるID 4のキャンペーンの一環であると説明しているが、ジャーナリストの怒りは収まらないようだ。

しかし、非難されたけれどもフォルクスワーゲンの意図した通り、電気自動車であるID 4プロモートするのには大きく役立ったとも考えられる。これを失敗と見るか、成功と見るかは難しいが、失敗とすれば、4月1日以前にリリースを掲載したことだろう。会社側は、これを手違いと表しているが、4月1日にこれを、ニュースリリースなどの公式の発表の体裁でなく出していれば、多くの人はジョークと理解してそれで済んだのではないのだろうか。安全な方法は、ツイートで、#aprilfooldayとかつけておくのだ。それでは、面白くないのだろうか。

日本では、あまりエイプリルフールに何かふざけた広告を出すとかリリースを出すと言うな事は行われていないが、アメリカでは盛んだ。

今年良かったジョークとして、BMWの広告があげられている。俳優が自動運転の車に乗っているような映像が流れるが、途中から実際に彼が激しい運転している映像に切り替わる。自分が運転する方が楽しい、つまり運転するのが楽しい車が、BMWだと言うことを強調している。広告の前半部分で、自動運転に乗っているように見える映像が使われる。これも、エイプリルフールのジョークとしてジョークになっているかどうか難しいところだ。だが、良いジョークとして扱われている。

これ以外にも、リモートワークに備えたトイレ付きワークスペースとして、デスクとトイレのセットが発表されたり、カリフラワー味のお菓子が発表されたり、様々なジョークがアメリカでは行われた。

その中で1番いいのは、T-Mobileのエイプリルフールのジョークでないツイートをすると、1ツイートあたり5ドルを慈善団体に寄付をすると言うものだ。これはパンデミックの始まっている昨年からT-Mobileが行っているもので、今年も同様に行われた。#GiveThanksNotPranksで検索してみると様々なツイートが見られる。真面目なものがあれば、ふざけたものもある。他にばかばかしいジョークがたくさんある中で、このキャンペーンを見てみるとT-Mobilのセンスの良さがよくわかる。

フォルクスワーゲンの例を考えてみても、やり方が違えば非難されなかったのかもしれない。例えば明らかにジョークと思えるような形で、ボルツワーゲンを登場させると言うようなやり方だ。公式発表に見えるようなニュースリリースの形を取ったところに最大の敗因があると思う。

個人的には、4月1日は、エイプリルフールの日ではなく、入学式の日。非常に真面目な一日となった。この日から、新しい学生を迎えて、1年が始まる。