ワクチン接種とマスクの関係

アメリカでは、2回ワクチンを接種した人はマスクを着用しなくて良いというルールが5月から始まっている。ただ、この2回接種した人は、7月1日現在でまだ54%。50%を超えたのはもう2ヶ月ほど前なので、そこからほとんど進んでいない感じだ。

大統領選挙でもコロナウィルスはただの風邪だと言うトランプ前大統領の共和党と、対策すべきと言う民主党が争った。そのような影響があるせいか、共和党支持者がワクチンの接種を受けないのか理由はよくわからない。日本でも時々ワクチンを忌避するような発言をする人がいる。確かに若くて元気なので、重症化するリスクが低ければ、ワクチンの方がリスクがある可能性もある。しかし、ワクチンを接種するのは自分のためだけではなく、今回のパンデミック終わらせるためだ。だから、ワクチンは、病気などの理由がある人を除き全員、接種したほうがいい。

マスク着用のルールについては、デルタ株の登場によって、アメリカでも変わった。デルタ株は、最初にインドで発見され、すでに85カ国に広がっている。アメリカの感染者の20%はデルタ株によるものだと言う。このデルタ株の急速な蔓延のために、ロサンゼルスでは、ワクチン接種のステータスにかかわらず、屋内ではマスクを着用を推薦し始めた。ただ、これはロサンゼルスの話でニューヨークなど他の地域では、ワクチン接種者にマスクの着用を推薦するところはまだない。

そのワクチンについて、イギリスで様々な調査が行われている。最初にファイザーのワクチンを接種し、2度目にアストラゼネカのワクチンを接種する実験が行われた。その結果、治験者は高いレベルの抗体と免疫細胞を持つということがわかった。この研究は、830人のボランティアに対して行われたという。

このような研究は、今後も多く行われるのだろう。今までの研究によって、アストラゼネカのワクチンは2度目を遅らせるとより効果があると言う。それは、最大12週間後までだ。

ワクチンも含めて新型コロナウィルスの事はまだよくわかっていない。今後、さらに研究が進んで、対策や治療の方法が確立されれば、ただの風邪になるのだろう。

日本のワクチンの接種は、あまり進んでいない。7月1日現在で、2回接種を受けた人は1,562万人に過ぎない。全人口に対して10%少し。オリンピック前にどこまで進むのかわからないが、もう少しスピードを上げて欲しいものだ。現時点では、デルタ株の流行とワクチンの接種が、競争のような形になっている。早く接種を進めないと、感染力の強いというデルタ株がさらに広がって、次の流行が来てしまう。

気になるのは、日本のマスク着用ルールというか、エチケットだ。日本の感覚だと、ワクチンを二度接種していても、多くの人がマスクを着用するような気がする。人から、非常識と思われるというようなことを気にする人が多いからだ。接種が進むにつれ、マスクが今後どうなるのか気になる。