窓に写った景色

今年もあと3ヶ月

10月になってしまった。今年もあと3ヶ月になった。

2020年は誰にも予想もできなかった年になる。何もなければオリンピックとパラリンピックが9月までで終了し、経済活動もピークに達していたはずだ。インバウンドの観光客により旅行や宿泊、観光を含めてすべてのビジネスが最高の売り上げを上げる年になっていただろう。

2013年にオリンピック・パラリンピックの開催が決まり、この7年間は旅行・観光のインバウンドビジネスだけではなく、すべての企業が2020年の7月から9月を目指して準備してきた。それが新型コロナウィルス感染症が全てを変えてしまった。最高の年になるどころか倒産や解雇といったネガティブな言葉が新聞でも毎日のように見るような事態になってしまった。

これは大学も同じで感染症対策で、全てがオンライン授業になってしまうと言うような事は多くの関係者は今年になるまでは考えてはいなかった。

オンライン授業によるメリットはない訳ではないので、システムの準備は行われてきた。実際に使われるのがこのような事態とは多くが想定していなかった。感染症対策がなければオンラインの授業は試験的に一部のみで実施され、それももう少し先の未来だったことだろう。

日本においては昨日までで83,000人の感染者が出て死亡者も1500人を超えた。理由がよくわかってはいないが、日本は感染者数や死亡者数では外国に比べれば少ない。この理由についてはXファクターとか言われて様々な推測がされているが、本当のところはまだ誰にもわからない。日本を含む東アジアの国は感染者数も死亡者数も限定的だ。

世界では感染者は3300万人を超えて死者数も100万人を超えている。特にアメリカやインドブラジルについては、感染者数も死亡者数も群を抜いて多い。先日のアメリカ大統領選挙の討論会でもコロナウィルス対策が大きな争点になっていた。

もちろん影響は感染者数や死亡者数だけではなく、経済的な影響も大きい。企業の倒産や失業者は世界的に増えた。不思議なのは株価で、アメリカのニューヨークダウこそ落ち込んで、感染症問題発生前の域に戻っていないが、ナスダックは落ち込んだのは2月3月の厳しい自粛期間の始まりだけで、その後は順調に回復し現時点においてはこの事態発生前の120%以上まで高騰している。理由は私にはわからないが、経済活動の停滞による資金のだぶつきが出て、それがナスダックに流入してと言うようなこともあるのかもしれない。

日本でも9月の後半には少し新規感染者数も落ち着いていたが、9月末になってまたその数は増え始めている。8月の最悪の時期に比べると1ヶ月の新規感染者数は半減している。だから収束に向かっているのかと安易に考えていると、また感染が拡大する恐れがあるので油断は禁物だ。

オリンピック・パラリンピックについてはIOCも含めて開催について前向きだが、世界の多くの国でまだ新規感染者が拡大している状況で本当に開催することは可能か不透明な事は間違いない。

ワクチンの実用化が待たれるがそれにしても効果は限定的と言うことなので、これから何年も今のコロナウィルス対策、マスク着用、手洗い、3密回避と言うような暮らしが続き、企業も大学もオンラインを活用した経済活動や事業を続けていく事は間違いない。

とは言え、キャンパスにはマスク姿の学生が戻り、前期のゴーストタウンのような景色ではなくなった。