オリンピックのブーケ

金メダルを期待されていたサッカーオリンピック日本代表はスペインに1対0で敗れた。最後の最後まで戦い、延長の後半10分の一瞬の隙に得点された。

PK戦で辛うじて勝ったニュージーランド戦も含めて、良い試合をしていたので、大きな期待を背負っていた。どれだけ良い試合をしていても、一瞬で得点されてしまうサッカーの怖さを見た気がする。気持ちを入れ替えて、メキシコとの3位決定戦で銅メダルをとってほしい。銅メダルとは言え、1968年のメキシコシティーオリンピック以来53年ぶりのこととなる。これはこれで偉業だ。

メダリストになれば、メダルと一緒に小さなブーケが渡される。あのブーケは、東日本大震災の被災地で育てられた花からできているそうだ。

ブーケの緑のトルコキキョウは、福島県産。花を育てるには不向きな場所だが、ある非営利団体が、復興支援のために、トルコギキョウの栽培を始めた。放射線量が多く、野菜が栽培できないための窮余の策だったらしい。ブーケのひまわりは、宮城県産。小さなブーケに収まるひまわりを作る努力があったそうだ。そして、小さな青い花は、岩手県のリンドウ。岩手は、知らなかったが、以前よりリンドウの産地のようだ。

復興五輪が忘れられているという意見もあるが、その意思はこのブーケに表れている。知らないで、批判する人の多いことに辟易する。

サッカーオリンピック代表が、銅メダルとこのブーケを受け取れるかどうかは、8月6日のメキシコとの3位決定戦にかかっている。