Google が独占禁止法違反?

Google が独占禁止法違反でアメリカ司法省に訴えられるようだ。Microsoftも10年以上にわたって独占禁止法の問題で司法省と争い、和解した、もう随分と前の話だ。和解の際にMicrosoftは、ほんのわずかな和解金を支払ったはずだ。実質的にMicrosoftの勝利だった。

当時のMicrosoftと今のMicrosoftはPCにだけに限って言えば大きな変化はない。Windowsという基本OSとOfficeという業務用のアプリケーションで市場をほぼ独占していた。司法省はOSの部門とアプリケーションの部門に分割しようとしたが、果たせなかった。独占禁止法違反を立証することは難しいのだろう。法律の素人から見て、どうみてもPC市場のソフトウエアを独占していた。

Googleは、検索やメール、YouTube,  Google Maps、クラウドサービス、各種ソフトウエア、スマホのOSのAndroid、スマホのハードまで多岐にわたる。検索では世界のシェアは90%を超えており、ほぼ独占だ。(中国ではサービスを提供していないが)また、「YouTubeは時世代のテレビ局に成長している。

Microsoftの訴訟の時から比べると、情報行動はPCからスマホに広がっていてGoogleはどちらの市場でも巨人である。かけているものがあるとするとソーシャルメディア だが、これはGoogle+が不発で、それ以降はまだ新たな取り組みは見られない。

この訴訟が本当になり、多分長い訴訟が続くのだろう。これも選挙の年ということもあり、共和党政権とトランプ大統領の点数稼ぎのために選挙の前に訴訟を行うことは選挙対策でもあるのだろう。Microsoftのケースでは司法省は分割ができなかったのだから、今回も同様というのが結末だろう。話題になってトランプ大統領のアピールになれば成功なのかもしれない。儲かるのは双方に雇われる弁護士だけだ。

9月に入り朝晩は涼しくなったと思ったが、今日は朝からまた暑い。猛暑日になるとの予想だが、それよりも台風が気になっている。今年も梅雨時期の大雨に続いて九州は大変だ。

眺めること、見ること、見えること

見ていても何も見ていないというのが普通だ、私の場合には。目は開いていても普通は何も見ないで歩いていることが多い。それが証拠に、知り合いから声をかけられたり、一緒に歩いている人に誰それとすれ違ったと言われて、何も覚えていないことが良くある。つまり、ただ眺めているが、何かを見ている訳ではないようだ。簡単に言うと、ボーっとしているということだろう。単に眺めているだけでは、何かを見ている訳ではない。

意識して見ることで初めて見ることができるようだ。でも本当に何かが見えるのは、もっと意識して見ないと何も見えてはいない。見るということは目の機能ではなく、脳の機能であることは知られている。たとえば網膜には視神経が集中して脳につながるための盲点があり、そこは何も見えてはいないが、脳全体で視覚を統合・補正して盲点が無いように見させているそうだ。あるいは、網膜の残像を脳で再構成して動作しているように見えるということもそうだ。きっともっとたくさんの事例があるのだろうが良くは知らない。

写真でいつもピントが気になるが、写真でピントが固定してしまうとピントの位置が大きな意味を持つ。人間の目ではピントはどこにでもすぐに合うようになっているし、脳で再構成しているから違和感は無い。写真になるとパンフォーカスで全体にピントが合っているのも、被写界深度が浅くて1点だけにピントが合っているのも、どちらも不自然というか不思議に見える。もちろん写真の表現なので、人間の見えるように撮れないし撮れていなくても問題はない。

日本ではボケが尊ばれて大口径のレンズを開放で使って浅い被写界深度の写真が好まれる。でも開放でレンズを使うと、どうしてもピントは甘く柔らかになり叙情的な雰囲気になるが、これも良いということなのだろう。最近まで柔らかい写りのボケの多い写真を量産していたが、このところはピントを深めにしようと努力している。でも夕方や夜はどうしても開放に近くなってしまい、柔らかくなってしまう。そんな場合は撮るなということだが、酒を飲んでの帰りはどうしても写真が撮りたくなる。それで、どうでも良いぼんやりとした写真が多くなると言い訳をしておこう。

なので写真で何かを見ようとしているわけではなく、レンズを通してボーっと眺めているということなのだ。眺めて、それが美しいと思えれば何が写っていても関係ないと思っている。一時、何も明確な形のあるものを避けてできるだけ抽象画に見えるようなものばかり撮っていたが、周りの人から意味が分からないと言われたが、そんなぼんやりとした情景が私の世界の認識なのだろう。だから、これからも何が写っているか分からないような写真を作っていきたい。