北村写真機店訪問

緊急事態宣言が出ているが、新宿まで行かなければいけない用があった。注意して出掛けたが、新宿には思ったより人通りも多く、普段と変わらないように見えた。

時間もあったので、前から行きたいと思っていた、北村写真機店に寄ってみた。代官山にあったころは、TSUTAYA書店に寄ったついでに、カメラや書籍を見に行ったりしていたが、2019年の3月に閉店してしまっていた。あの店がなくなったので、代官山に行く楽しみが1つ減った。

その北村写真機店が、新宿にオープンしたのは、コロナ禍の2020年7月だ。外出を控えているせいで、今まで行っていなかったが、緊急事態宣言下でも、少し見てまわるくらいなら良いかと言うことで一通り見て回った。

まず、1階の入り口から入ると、新宿の1000分の1のジオラマがある。上の写真は、それをiPhoneで撮影したものだ。店内はミニマリスト風の装飾で、グレーを基調として非常にシンプルだ。この時点で非常に心地よい空間だ。

地下にはアップルの修理サービスがあるが、今回はこちら用がないので行かなかった。2階には新品コーナー。最新型の機種が並んでいて多くの機種に触ることができる。ここも量販店とは違い、非常にシンプルでおしゃれな空間だ。

一番の魅力は、3階で、スターバックスがあり、半分のスペースではブックラウンジと呼ばれるプリントやフォトブックの注文が出来るようになっている。ここで、コーヒーを飲みながら、写真集も見ることができる。スタバのコーヒーは他のフロアに用意されている席を使って飲むこともできる。

4階は、中古カメラで、ここが、ともかく圧巻。ライカやコンタックスなど高級なカメラやレンズがこれでもかと言うふうに並んでおり、しかも垂直のガラスのケースに入って眺めることができるので、見ているだけで、かなり楽しめる。品揃えが壮観だ。

5階は、写真スタジオと買取のコーナーがあった。6階にはライカのヴィンテージカメラが並べられている。そして、ギャラリーがある。今回は、従業員参加の写真コンテストの作品が並べられている。さすがに北村写真機店で働くような人は、写真が好きな人が多いのか、なかなか良い写真展だった。

代官山の北村写真機店はなくなってしまったが、新宿は一棟丸ごとのビルになって、より魅力が増した感じだ。実は、マップカメラやその他のカメラショップがある新宿西口には行っても、新宿東口はあまり行くところでは無いのだが、今後は新宿に出かけたら東口にも寄ってみないといけない。

それから、今回初めて知ったのは、「カメラのキタムラ」はCCCグループの子会社になっていた。2018年のことだそうだ。「カメラのキタムラ」と言うあの赤い看板で覚えているが、北村写真機店と言うおしゃれな雰囲気のお店に生まれ変わったのは、CCCグループのディレクションのおかげなのだろう。Apple Storeも思わせるようなシンプルな雰囲気と感じや、漢字が格好良いロゴで、あの古臭いイメージの「カメラのキタムラ」が全く別の会社になったような感じすら受ける。クリエイティブディレクションの勝利とも言えるだろう。このようにブランドを生まれ変わらせた事例は、あまり多くはない。