AmazonがNFLを独占放送か

AmazonがNFLのサーズデイナイトの放送権の独占交渉を行っていると言うことだ。Amazon Prime Videoは、すでに2017年から北米と日本でサーズデイナイトを非独占で11試合放送している。これの独占化だ。

サーズデイナイトは、NFLの試合が行われる、日曜日、月曜日、木曜日のうちの木曜日の放送のこと。現在はFOXが、各地の系列地上波局で放送しており、2018年に契約を獲得し2022年までの契約を持っている。Amazon Prime Videoがサーズデイナイトの独占契約を獲得しようとしているのは、この契約終了後の2023年からのシーズンについてと思われる。

Amazon PrimeVideoではサーズデイナイトの放送を行っているが、通常のテレビでも見られる北米ではあまりインパクトがない。これを独占契約にすれば、通常のテレビで見られないファンは、Amazon Prime Videoの契約をするしかなくなる。これは、全世界の放送ビジネスで繰り返されてきたやりかただ。

Amazon Prime Videoは現在のサーズデイナイトの非独占放送に75,000,000ドルから1億ドル払っていると言われているが、この独占契約をまとめれば桁が変わるだろう。それほど、NFLの価値は高い。だから、アメリカにおいてNFLの放送の持つ意味は大きい。それは日本のプロ野球の比ではない。

NFLの放送権を独占で持つと言う事は、ストリーミングサービスであるAmazon Prime Videoが放送におけるメジャーなプレイヤーになると言うことだ。

ストリーミングサービスは好調だから、注目が集まっておりアメリカのネットワークテレビ局も全てストリーミングサービスに参入済みだ。専業のNetflixやHuluなどと激しい争いを繰り広げている。さらにはFacebookなどもスポーツを含むエンターテイメントの放送サービスに参入する可能性もあり得る。テレビ放送ビジネスという20世紀の巨大ビジネスが、21世紀型に生まれ変わろうとしているのだ。そこで、だれが主導権を持つかだ。従来のテレビ局か、インターネット企業か。

映画などのコンテンツは、すでにNetflixなどのスリミングサービスが、メジャーなプレイヤーとなって、アカデミー賞を取るほどまでになっている。

これからさらに放送局や映画会社の垣根が取り払われ、映画であろうと、スポーツであろうとそのコンテンツを誰が制作してどのように配信するかと言う戦いが始まる。