ワクチンの効果はいつまで?

日本で、コロナワクチンの接種を一回でも受けた人は1,164万人になっている。人口の10%に近づいてきた。アメリカは1回受けた人が51% 、2回受けた人が41%となっている。しかし、この数週間のこの数字の伸びは鈍化している。アメリカのようにどんどんワクチンの接種を進めようとして、懸賞金までつけているのに、接種が進まないのは、ワクチンのリスクによる忌避があるからだろう。

バイデン大統領は70%の摂取を目指していると言うが、まだまだ道は遠そうだ。日本でもワクチンを受けないと公言している人が結構いる。ただ副反応により健康被害が起こった例は、今までの数十億人の中で、ごくわずかだ。それも個人特有の問題で、ワクチンによる影響とは考えられないケースもあるのではないかと思う。

しかし、コロナウイルスも、そのワクチンの効果やリスクもたくさんのことがわかっていない。ワクチンが時間的にいつまで効果が続くかが、大きな疑問だ。後で効果増幅のためにもう一度ワクチンの接種が必要と言う考えがあるようだ。

アメリカ国立衛生研究所は、いずれかのワクチンの接種が終わった人が、もう一度、次はモデルなのワクチン接種を受けた場合にコロナウィルスに対する抵抗力が変化するかどうかの実験を開始している。この実験により、追加の接種をしたほうが良いかがある程度わかるのではないだろうか。

今までに承認を受けているワクチンは、少なくとも1年は効果が続くとされているが、今後出てくる変異種に対してどの程度の効果があるかはまだわからない。

他の感染症については、麻疹のように、一度かかれば一生、免疫が残るものもあれば、破傷風のように効果が減少していくので10年程度で再び予防接種が必要なケースもある。

コロナウィルスに関してはこれがよくわかっていない。最初の抗体のレベルが徐々に減少していくときに、どこまで減少したら効果がなくなるかということがよくわかっていない。

追加の接種が必要かどうかについては、今後の変異種の発生も大きな要因となる。ファイザーのワクチンは、オリジナルのウィルスに対しては95%の効果があると言うことだが、最初のイギリスの変異種については、89.5%で、南アフリカで発見された変異種については75%の効果しかない。つまり今後どんどん変異種が出ていくと、今あるワクチンはあまり効果がなくなると言うことがわかっている。

風邪に何度もかかるように、いろんなウィルスにより風邪になる。同じようにコロナウイルスもいちどかかっても、何度も別の種類のコロナウイルスに感染して病気になる可能性がある。

だから、やはり追加の接種は必要になるのだろう。読んだ記事では、最初に受けたワクチンとは違う種類のワクチンを受ける方が、効果が高いと言う。これは証明されてはいないが一般論としてそのように考えられている。そして、実際に違う種類のワクチンを受けた場合の効果の変化を調べる調査も始まっているようだ。

今の日本国内のワクチン接種のドタバタぶりを見ていると、日本も70%で達成するまでは、70%で良いかどうかは別にして、まだまだあと半年程度の時間がかかりそうだ。