パンデミックの後に残ること

アメリカ の調査によると、テレビは、まだ、通常のテレビ番組を3分の2の時間見ているようだ。ストリーミングのNetflixを見てる時間は、6%に過ぎない。オンラインショッピングは、アメリカの小売の14%に過ぎない。コロナウィルスでリモートワークが増えているが、実際にリモートをしているのは6人に1人に過ぎない

これら数字は、個人的には思っていたよりもずっと低い。その理由についてNYTは、人は新しいものには、多くの注意を払うからだと言っている。確かに、新しく目立つ事柄に引っ張られて、全体が違った形に見えると言う事はある。

これらの変化は、確かに、小さな数であるが、流れは変わらない。新しいことが、目立つのは私たちは、それが次の時代の主役だと知っているからだ。

コロナウィルスによってそれがやや加速された。しかしいかに小さい朝世の中全体がその方向に動いていく事は間違いない。

多くのものがそうであるように、新しいものやサービスが、市場へ登場した時は、最初に飛びつくのは、オタクやイノベーターと呼ばれるような人だけだ。だが、それが多くの人に受け入れられることもある。その時は、少しずつ増えて、ある時に急速な普及が始まる。

コロナウィルスが起こした、オンライン化の流れは、新しいことを生み出した訳ではない。元々あった小さな芽が、急に育つ環境ができたということだけだ。

日本においても、リモートワークやオンラインショッピング、食事のデリバリーはまだまだ市場としては小さい。しかし、パンデミック以前から、その市場は完全に存在しているし、少しづつ成長を続けていた。リモートワークを経験して、コロナウルスによるパンデミックがなくなっても、多くの人はその習慣を続ける可能性がある。

だから、パンデミック終了で、新しく始まったオンライン化の波が消えてしまうわけではない。その多くは残るだろう。そしてパンデミック以前と同じように、緩やかな成長に戻り、時間をかけて市場に普及していく。

パンデミックの前から、地上波テレビの視聴時間が減少していたり、YouTubeの視聴時間が増えたりしていた。これは、パンデミックが引き起こしたことではない。同様にオンラインショッピングもパンデミックの前から徐々に普及し、パンデミックの期間はそれが急増した。パンデミックが終わってもその大きな流れは変わる事は無い。

このような事は生活やビジネスの全体にわたる。かつてのように出張するのではなく、稀な出張と通常のビデオ会議によって業務を行うと言うような形で定着してしてゆくのだろう。一度経験した合理的な方法は変えられないものだ。それができなかったのは、習慣に引きづられていただけだ。