Microsoftの音声認識システムへの投資

ブログを音声入力で書いている事は前に書いた通りだ。その便利さに慣れるとキーボードを使えない。だから、音声入力は今後重要なアプリケーションになると思っている。

そんなことを考えていたら、Microsoftがニュアンアス・コミュニケーションズ(Nuance Communications)を買収した。その価格は2兆円以上だ。東芝が、買収されると言う話が出ているが、その価格も約2兆円だ。もはや社員数など関係ないのだが、13万人の社員がいる東芝の価格と、6500人のニュースコミニケーションで、価格が同じ位。たまたま似たような数字なので面白い。

ニュアンス・コミニケーションはAppleのSiriに技術を提供していることで知られる。というかそれ以外は何も知らなかった。

調べてみると、それは実は一部で、音声認識とAIを組み合わせたNuance Dragonシステムは様々な分野で使われているようだ。中でも、医療の分野は成長中で、Microsoftの買収でも医療分野での事業拡大を目的すると記事には出ていた。

記事によれば、Nuance DragonMedicalは、音声認識とAIを使って医療分野で使用実績が多い。医師の問診を助けたり、記録をデジタル化するために使われている。記事によるとMicrosoftの狙いは、今は米国に限られているこの分野を世界の市場に広げることに狙いがあると言う。

ニュアンス・コミュニケーションズのNuance Dragonシステムは、トヨタやBMWの音声認識ソフトとしても採用されており、車載システムの有力なオプションとなっている。それ以外でも、様々な領域で採用されており、ゼロックス、IBM、航空会社各社、携帯電話キャリアなど多くの採用事例があるようだ。

個人向けでも音声入力のソフト、「ドラゴンスピーチ」として販売されていたが、現在は販売が中止になっている。理由はよくわからないが、2012年発売の製品なので、音声入力には早すぎたのか、日本語の認識力に問題があったのか、価格が高かったのか。ただ現時点では、スマホやPCに音声入力が組み込まれているので、音声入力のソフトだけを買うと言うのは市場としては小さい。また、Simejiなどの無料アプリも多い。もう、個人向けの市場と言うのは、難しいのかもしれない。

今後は、音声入力とAIを組み合わせたシステムが様々な場で使われることになると思うので、Microsoftのこの2兆円と言う投資も大きなリターンを生むことになるのだろう。