温暖化と宇宙の塵

興味深い記事を読んだ。それは地球の温暖化と宇宙の塵の話だ。今までにもたくさんの衛星が打ち上げられ、宇宙空間に塵となって漂っている。それらは、今までであれば、地球の引力により徐々に高度を下げ、高い濃度の空気の層の中で燃え尽きる。

普通は、宇宙の塵が、高度480キロ程度まで塵が高度を下げると、空気の分子にぶつかり、さらに高度を下げ続け、空気の層の中で燃え尽きる。これに要する時間は大体10年程度だそうだ。

しかし、地球の温暖化によって、上空での二酸化炭素の比率が高まると、太陽の熱で二酸化炭素の分子が膨張して空気が薄くなってくる。このために、塵が薄い空気の中を飛び続ける。このために、上空を漂う宇宙の塵は燃え尽きることなく長い時間漂うことになる。

研究によれば、2000年の時点と比べて高度450キロメートルあたりで、空気は20%も薄くなっている。これが今の調子で、二酸化炭素の比率が上昇していくと、2100年には、2000年の時点に比べて80%も空気が薄くなる。そのために宇宙の塵は10年ではなく最高40年まで空を飛び続ける。結果として、今の50倍の宇宙の塵が空の上を飛んでいることになる。

地球の温暖化は、様々な災害や現象を引き起こしていると思っていたが、宇宙の塵までつながっているとは思ってもみなかった。

人類による宇宙開発は、この数十年停滞気味だったが、NASA火星着陸、中国の宇宙ステーション、イーロン・マスクのSpace X、日本のはやぶさなど、今また再び宇宙への関心が高まり、再び人類の宇宙への夢が広がっている。

火星への移住を目指すイーロン・マスクは、活発な開発と実験を続けている。Amazonも近日中に再利用可能なロケットによる宇宙旅行の計画を発表した。そのSpace XやAmazonは低い軌道を飛ぶ衛星群によるインターネットのネットワーク構築の計画を発表している。

今後、宇宙空間は様々な形で利用されることになっている。温暖化による宇宙の塵の問題は、これの障害になるだけではなく、その計画そのものも地球にとっての新たな災害の可能性を引き起こすことになる。自然現象と言うのは、ある点を超えるとコントロールが不可能になる。その点を越える前に温暖化を食い止めなければいけない。パリ協定により各国が協力することになっているが、今はコロナウィルスによりそれどころでは無い。しかし、感染症対策とともに人類が本気で取り込なきゃいけないのは、温暖化の問題だ。宇宙の塵が温暖化で増えると言う記事を読んで実感した。