動画投稿をめぐる争い

ブロードバンド化と5Gの登場で、ソーシャルメディアは動画が中心になってきた。Snapchatが人気を集め、TikTokが急成長した。YouTubeは既に巨大な放送局とも言える。

この動きに対抗して、それ以外のソーシャルメディアも動画の強化に努めている。FacebookやInstagramはSnapchatのような24時間で消えるStoriesを開始した。その後、24時間で消えない動画を、TiTokに対抗してReelsとして開始した。やはりポイントはスマホ全面画面表示のようだ。さらに、IGTVとして別アプリとしても使える動画専用のアプリも投入して、Instagramは動画に大きく舵を切っている。

これを強調するためにInstagramは、もはや写真共有アプリではないと言う宣言まで行った。

これに対してInstagramで写真を投稿してきたクリエイターたちからは不満の声も上がっているようだ。当然、多くのクリエイターも動画投稿に移行を開始しているが、動画を行うのであれば、Instagramではなく、既にプラット動画プラットフォームとして確立されているYouTubeやTikTokの方で活動した方が効率が良いと考えそちらに移る人も多いようだ

そんな中で多くの人が不満を漏らしているのは、Instagramのアルゴリズムだ。Instagramのフォロワーが多い人の目立たせるアルゴリズムを持っている。これに対してTikTokは、個々のエンゲージメントが高いコンテンツを優先する。この違いによって、Instagramでは新しく開始した人は良い結果を得られない。このようなことから、クリエーターがInstagramのプラットフォームから離れると言うことが現実化している。

ソーシャルメディアは、良いコンテンツを投稿するクリエイターで成り立っているわけなので、彼らがプラットホームを離れると言う事は致命的だ。Instagramが、動画に重心を移しているのは、、やはりTikTokに追い詰められているからと考えるべきだ。

一方TikTokのほうも、新しいクリエイターのコンテンツを紹介するような仕組みを取り入れ、Instagramからクリエイターを奪う努力を行っている.

ソーシャルメディアを利用する広告主の方でも多くの会社がTikTokに投入する予算を増やす方針だという調査結果もある。TikTokの方がマネタイズが簡単になれば、雪崩を打って多くが移行するだろう。

とは言え、クリエイターのユーザもすでに巨大なプラットフォームであるInstagramからすぐには離れるわけではない。だから、動画コンテンツをめぐる争いは当面続いて、プラットフォームとしての勝者はすぐには決まらないだろう。しかし、ブランドの力と言うのは強いものだ。面白くて楽しい動画のTikTokのイメージは確立しており、写真共有サイトと言うイメージのInstagramはそれを変えるにはかなりの時間と対策が必要である。