夜明けの黒い雲

大阪なおみ選手がUSオープン優勝

大阪なおみ選手がUSオープン優勝した。

テニスの全米オープンは12日、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで女子決勝を行い、世界ランク9位で第4シードの大坂なおみ(22、日清食品)が1-6、6-3、6-3で、世界27位で2012、13年全豪女王のビクトリア・アザレンカ(31、ベラルーシ)に勝ち、2年ぶり2度目の優勝を飾った。

日本経済新聞

日経の記事中のビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターはニューヨークのフラッシング・メドウズ・パークにある総合テニス施設で、そこにアーサー・アッシュ・スタジアムがある。

USオープンの7試合は、苦しいところからの勝利だ。ファーストセットを1-6で落としたこともそうだが、その後も何度も追い込まれた。アザレンカ選手もかつては1年にわたってランキング世界一だった選手だ。USオープンの決勝だ。簡単には勝てない。

さらに、テニスだけではなく、BLMの運動に積極的に取り組んできた。他のスポーツ選手の運動への参加の意味でUSオープンの前のWestern & Southern Openの準決勝は棄権すると発表した。これは、主催者側が黒人への暴力への抗議のために試合を延期したために、彼女は棄権を撤回している。

USオープンでも特例で彼女のマスクのような信条の表示が今回に限って許されることで、犠牲者の名前の書かれたマスクの着用は許された。それほどアメリカでは大きな問題になっている。

優勝直後の20秒の仰向けの姿勢は、テニスと社会正義の実現のために戦ったことの満足感だったのかもしれない。

一昨年、アメリカの人気スターであるウイリアム選手を破って優勝して、ブーイングの中での表彰式だった。昨年はUSオープンも含めて途中で敗れ、満足いく結果は出ていない。コロナ禍でのテニスの休止期間を経て、試合に復帰する過程でジョージ・フロイドさんの事件が起こり、BLM運動が活発化した。大阪選手もその運動に積極的に関わった。真っ黒なツイートやデモの参加を通じて積極的に発言している。そしてあのWestern & Southern Openの棄権だ。

犠牲者の書かれたマスクも、「皆が話し合うきっかけになってくれれば」ということらしい。犠牲者が忘れられ、この悲惨な出来事の衝撃が風化しないようにという彼女の意志の現れだ。同時に7枚のマスクはテニスへの執念だ。

今回、テニスと社会正義という2つの目的をもち、どちらも実現させた。彼女はすでに伝説の人となった。これからはさらに強くなり新しい伝説を作ってもらいたい。

今週にはランキングが世界3位まで上がるようだ。

写真は昨日の朝。雨上がりでまだ黒い雲が出ていた。今日は小雨で散歩は中止。