イギリス、アメリカで接種が始まる。日本は?

イギリスでは、12月8日に、ファイザーとビオンテック製のワクチンの接種が始まった。アメリカでも、11日のFDAの緊急承認を受けて、ワクチンをの出荷が始まっている。12月14日より各州において接種が開始されそうだ。このワクチンは95%の効果が確認されているもので、パンデミックの収束に大きな効果があると期待されている。

ファイザーのワクチンは零下34度での保管が必要なために、専用の輸送トラックが用意されドライアイスに詰めたワクチンが保管場所に向かっている。超低温での保管が必要なのはファイザー製だけで他のワクチンは、冷蔵庫で保管できる。

死者が160万人を超えた

感染状況は悪化を続け、すでに世界の累積感染者数は7,154万人を超え、死者数も160万人を上回っている。日本国内の12月13日の新規感染者数は2,334人で12日の3000人を下回っているが、日曜日の新規感染者数が少ないことを考えると驚くべき数である。GoToトラベルの1部の地域での停止が議論されているが、その程度のことでこの第3波が収まるとも思えず、政府の方針としては、ある程度新規感染者の発生を許容する方針と見える。確かに長いコロナ禍の自粛が続き経済的には限界にきているとも思える。

接種の完了時期は?

アメリカアメリカ国立アレルギー感染症研究所長のファウチ氏は、全アメリカ人が接種を受けた場合に、2021年の夏から秋には、かつての日常生活が戻ってくると予想している。

日本の厚生労働省は、アストラゼネカと6,000万人分のワクチンの供給契約を結んでいる。このうち1,500万人分が2021年の3月までに供給される予定。他に、 モデルナとの契約は2,500万人分、ファイザーとの契約は6,000万人分。これを合計すると1億4,500万人分になり、全国民が接種を受けられる。全数が、日本に供給されて接種される時期については、情報が無い。想像では、アメリカが夏から秋まで接種と言う話だから、来年いっぱいはかかるのではないだろうか。日本国内でも製薬ベンチャーのアンジェスや塩野義製薬など数社が開発を行っているが、このワクチンが実用化され接種されるかどうかは分からない。

副作用が

しかしながら、イギリスで接種を受けた2人に強いアレルギー反応があったことが報告されており、アメリカでも頭痛などの副作用を訴える人が出た。このために、アレルギー反応起こしたことがある人への接種は勧めらていない。接種が始まっても、接種をためらう人が多くいることが予想される。イギリスでは、全国民を想定せず、全国民の3割への接種が2021年12月までに完了と計画されており、全国民を対象としていない。

ワクチンの接種完了時期が見えているのは、イギリス、日本やアメリカなどの一部の国のことであって、全世界から見れば2022年は、まだワクチンの接種が進行中で2022年末まで摂取は完了しないのではないかを考える。そうすると、2021年夏のオリンピックの実施はどうなるだろうか。