素数ゼミ

昨日7月15日、今年初めてセミの鳴き声を聞いた。いつもの散歩の公園でだ。彼らは梅雨明けが分かるのだろう。セミの鳴き声を聞いて夏が始まったなと実感した。

5月ごろに話題になっていたのは、今年が17年周期の素数ゼミの発生の年にあたることだ。この素数ゼミは、北米大陸にのみ生息しているセミの種類である。17年周期のセミと13年周期のセミがいるようだ。

17周期は3種類、13年周期は4種類という。この種類のセミは、毎年発生するわけではなく、地域ごとに決まった年にだけ発生する。17年周期と13年周期でもともとは30のグループがあったと考えられるが、今確認されているのは15のグループしかない。つまり素数ゼミが発生しない年もあり。

またこの素数ゼミの発生の地域は限られているので、その地域で17年周期の素数ゼミを観測したとしても、次の機会まで17年もたなければいけないと言うことになる。これは、何かの出来事によって、その周期に当たるセミが絶滅したためと考えるのが、自然なのだろうか。それとも、最初から存在しなかったのか。

以前アメリカにいた時に、セミが大量に発生する年があると言うことを聞いて、不思議に思った。その時に、周期を持って発生するメカニズムで種の保存を行っているのだと知って納得した。同時に大量に発生することにより、捕食や様々なリスクを分散することができる。また素数の年で発生することにより、他の周年で発生するような捕食者や寄生虫などを避けることもできると言うことだった。

もちろん北米にも、素数ゼミではないセミもたくさんいるので、日本と同じように夏はセミの鳴き声がやかましい。昨日、セミの鳴き声を聞いて夏の始まりを感じた。それで、北米にだけ素数ゼミがいる不思議を思い出していた。