Amazonが広告主向けキャンペーンを実施

Amazonが広告事業についての、広告主向けキャンペーンを行っている。NYのタイムズスクエアに巨大なLED広告を設置するなど、大規模なものだ。その広告コピーは「Your bland, their world」。NFLの放送権を取得すなどAmazonの持つプラットフォームに注目が集まっているから良いタイミングだ。

アメリカの国技のアメリカンフットボールの木曜日に行われる試合について、2023年からは普通のテレビでは視聴できなくなる。Amazonが放送権を独占的に取得した。

NFLの放送権は、日曜日の昼間の試合はCBSとFOXがデジタル権も含めて持ち、NBCが日曜日の夜の試合。月曜日の「マンデー・ナイト・フットボール」ESPNが以前より持っていて、ABCでの同時放送とオンラインを含めて放送している。今回、Amazonが契約したのは木曜日の試合で、契約は2023年からの10年間だNFLの権利は今まではテレビ局が取得して、デジタルに展開するケースもあったが、オンライン・ストリーミングの会社が独占的に取得するのは初めてのケースだ。

アメリカンフットボールと言うアメリカにおける重要なコンテンツを、ストリーミングで見ると言うことになると、視聴者の習慣が変わる可能性がある。ストリーミングでNFLを見るようになると、他のコンテンツもストリーミングで見る習慣が始まってゆくのだろう。

Amazonは以前より単なる物販業ではなくなっている。また日本では権利取得の関係で見られないものもあるが既にAmazon Prime Video、 IMDb TV、ファイアTV、Twichという、多くのストリーミングサービスのチャネルを持つ。これらのストリーミングサービスの広告事業や、オンライン販売のサイトでの広告事業も含めて、2021年第二四半期の広告の売り上げは80億ドルに達している。これは前年同期の83 %増と言う驚異的な伸びだ。市場の規模が違うとは言え日本のテレビ局の広告売り上げ額は、昨年年間で1番多い日本テレビでも2863億円だから、四半期で9000億円近い売り上げのアマゾンは、日本テレビの年間広告売り上げの3倍以上を四半期で稼ぐと言うことになる。つまり年間では12倍以上だ。

Amazoはすでに広告事業でも、GoogleとFacebookに次ぐ位置にいる。今回のキャンペーンは、これにさらに広告主を呼び込むためのものだ。

今はアメリカに限定されているAmazxonの広告付きストリーミングサービスが、日本を含めて海外まで展開されるとこの売り上げはさらに伸びると思われる。