今年の漢字は「密」で良い?

2020年もあと2週間ほどになったが、2013年のオリンピック決定以来、2020年は、経済成長や国民の一体感のピークを期待してきた。しかし、新型コロナウイルス感染症により、それは幻になった。

オリンピックの中止はない?

12月になっても、日本の第3波の状況は変わらず、終わりも見えない。海外では、アメリカ、インド、ブラジル、ヨーロッパ各国では感染は続いており、死者も毎日のように増えている。全世界では12月14日も536,131人の新規感染者が発生し、8,737人が亡くなっている。

このような状況で、オリンピックが開催されるのかどうか不透明だと思うが、小池都知事はAFPの取材に対して、中止はないと明言している。どこに、その根拠があるのかよく分からない。中止したくないと言う気持ちは、都知事も他の多くの人も同じだ。

2020年はステイホーム

2021年の中心になるはずだったオリンピックの代わりになって、話題の中心になったのは、コロナウイルスだ。ステイホームやロックダウン、営業停止や営業自粛といったことの結果、経済的な影響も大きく2020年は暗黒の年となってしまった。

外にも出られない状況でオンラインショッピングやクッキングといった流行がたくさん生まれた。ほとんどは家の中ですることだ。日本漢字能力検定協会が発表した今年の漢字は、「密」だが、個人的には「家」だと思う。「密」は避けるべきもので、今年を反映していないと思うからだ。

YouTube利用が拡大

ニールセンデジタルがネットの視聴状況を発表したが、今年の状況がよく反映されている。「Tops of 2020: Digital in Japan」として発表されたランキングがそれだ。同社の行っている「ニールセン デジタルコンテンツ視聴率」、スマートフォン視聴率情報の「ニールセン モバイル ネットビュー」のデータが基になっている。

それによると、「YouTube」は2位で65%となり、昨年よりも4ポイント増加。スマートフォンアプリの利用時間シェアTOP10では、「YouTube」は、やはり2位で7%となり、昨年よりも2ポイント増加した。最近のテレビは全て、ボタン一つでYouTubeにアクセスできるので、YouTubeがもう一つのチャンネルになった。家庭にいて、テレビやスマホでYouTubeを見る時間が増えているということのようだ。

QRコード決済も拡大

スマホでは、LINEがトップだが、これは少し利用目的が違う。娯楽というより、コミュニケーションだ。他に利用が増えたのは、オンラインショッピングや、Zoomのようなオンライン会議システムの利用だ。そして、政府のインセンティブもあって、非接触のQRコード決済サービスの利用者数が増加して、PayPayがランクインしている。

このような傾向は、来年も続き、近い将来にコロナ禍が収束しても、YouTube、オンラインショッピング、QRコード決済といった新しい習慣は残っていくと思われる。コロナ禍がなかったとしても、いつかは普及したものではあるが、コロナウイルスにより未来が2020年にやってきた。