Googleに対して三件目の訴訟

GAFAに対して、アメリカ政府などの規制の動きが強まっている。Facebookは、先週、独占禁止法で提訴され、会社分割の可能性に直面している。Googleも、やはり独占禁止法の訴訟を三件も抱えている。

三件めの独占禁止法違反の提訴

10月に司法省が、独占禁止法違反の訴えを起こしている。さらに、12月に入って10の州の司法当局が同様の提訴を行った。さらに、その翌日に、今度は38の州が独占禁止法違反の訴えを起こしている。

3つの訴訟の内容は、微妙に違っている。最初の司法省の訴訟では、検索市場の支配を目的に、スマホに他の検索サービスをインストールできないように、ハードウエアの会社と契約をしたことを理由にしている。具体的には、Appleと結んでいる検索サービスをGoogleをデフォルトで設定すること契約だ。テキサス州が中心になっている10州の訴訟では、広告掲載のオークションで不正を行い、オンライン広告の価格の引き上げを行ったと言うことが訴訟の理由になっている。そして最新のコロラド州が中止になっている38州の訴訟では、同様にAppleとの検索サービスの排他的契約、競合検索エンジンとの相互運用の拒否、旅行や娯楽など競合の情報にアクセスを制限していることを理由に挙げている。

特定領域で検索結果を操作?

家の修理サービスや旅行レビューについてのサイトを意図的に、検索順位で低く評価すると言うことを指摘しているのだが、これは私の想像だが、そのようなサイトが上位に来ないことで広告のクリック率が高まると言うような操作なのだろうか。

音声検索への進出も制限?

家庭内での音声サーチについてシェアを高める努力をしていると非難されているが、これは普通の企業であれば新しいビジネスに進出するのは当たり前なので、圧倒的な力を背景に別の分野の支配を意図することは独占禁止法により制限されるようだ。アメリカの独占禁止法は難しい。

圧倒的なシェア

Googleの検索シェアは、全世界で90%に達しており独占と言っていい状況にあることは間違いない。日本のPCではYahoo!が15%ほどのシェアを持ってるが、バックで動いているのはGoogleなので、Googleの76%のシェアと合わせると90%を超える。スマホではYahoo!が25%でGoogleが74%なので、両方合わせて99%のシェアだ。

このような状況で独占禁止法違反と提訴されるのはやむを得ないのかもしれないが、Appleとの排他独占契約のように通常は、マーケティングの手法の1つも違反行為として指摘されるのも辛いものがある。

Googleは神か?

問題はアメリカの司法当局が主張しているように、検索結果を操作していたかどうかと言うことだ。私は、Googleを神のように崇め、検索結果についても信じていた。Googleが神のように公平無私な態度で選択していると信じていたからだ。それが今回のことで揺らぎ始める。

アメリカでは巨大企業に対する独占禁止法の提訴は過去にAT&T、 Microsoftと例があるが、どちらも判決を待つことなく和解が成立している。だから、今回も同じような結末を個人的には想像している。