北京 西大柵欄 

2007年から2009年まで2年9ヶ月ほど北京で働いた。北京オリンピックを迎える北京は活気があった。2010年に中国はGDPで日本を抜いて世界2位になったが、その直前ということになる。

その期間に、北京から旅行もしたが、普段の週末は北京の中をカメラを持って歩き回っていた。秘書のユキさんに、北京人の彼女より北京を歩き回っていると言われていた。

そのころに一番良く行った場所は、前門の少し南の大柵欄のあたりだ。夜にも食事に行ったが、一番多いのは、週末の午前中。起きてコーヒーを飲んですぐにタクシーで行って、朝ご飯を食べて昼ごろまで大柵欄とその周辺を歩き、午後に別の街に移動するというのが日課だった。

前門や大柵欄は観光地として賑やかな街だ。多くの国内外の観光客が訪れる。特に、前門はオリンピック前に古い商店街を全て撤去して、人工的なテーマパークのような街に作り変えられていた。だから、それ以前の前門と変わってしまったので、全く興味を持たなかった。

その側に、大柵欄と西大柵欄がある。大柵欄は有名店が並ぶ銀座のような通りだが、西大柵欄は庶民的な通りで好きだった。

基本的には、西大柵欄が街歩きのベースになっていた。西大柵欄には、庶民の街で観光客相手の店やスターバックはなかったが、外国人向けの安宿があって、そこの一階がコーヒーをだすカフェになっていた。なぜか、SAKURAという名前で、欧米人に受けると思われる名前をつけていたのかもしれない。

大柵欄は昔の花街で夜になると通りを柵で閉じたのでこの名前があると観光案内か何かで読んだ。紫禁城のすぐ前なので、皇帝もお忍びで出かけていたというが、たぶん本当なのだろう。