紅葉の葉

Tele-Elmarit 90mm/f2.8

今までは35mmがほぼ70〜80%で残りが50mm、最近は50mmが95%で残りが35mm。というのがレンズの使用頻度だ。そんなことで、35mmと50mm以外は必要ないと言えば必要ない。でも、ライカのレンズとしては70mが1本、90mmが2本、135mmが1本、防湿庫に入っている。このうち、70mm、90mmのトリプレット、135mmはいつ使ったか思い出せない。

そんな中で、思い出したように使うのが、ファット(FAT)エルマリート 90mmだ。ポートレートも撮らないし、あまり使う機会がないが、ファット(FAT)エルマリートと呼ばれる、そのずんぐりとした鏡胴が重厚で好きだからだ。手持ちの個体は、いわゆる実用品でペイントの端が剥がれているのだが、それでも十分美しい。同じ90mmのエルマー・トリプレット(Triplet-Elmar 90mm/f4)は軽くて良いのだが、f4ということもありあまり使わない。そもそも、トリプレットは、写真家の清家冨夫 (Tomio Seike)さんが同じレンズで撮った写真を見たから買ったのだが、お分かりのとおり、同じレンズを使ったからと言って清家さんのように撮れるわけではない。

今回、持って出かけたのは木々の葉が美しくて高いところの葉を撮りたかったからだ。135mmの方が良かったかもしれないが、135mmはあまり好きではない。レンジーファインダーで135mmを使っている人を見たこともないが、バランスが良くないからだと思う。 久しぶりに使ったライカ・テレ・エルマリート 90mmで撮った光は美しかった。

写真をよく見ると光の透明感が美しい。背景のボケも悪くはない。ただし、拡大してみると強い光の周辺に色収差が出ているが、個人的には拡大して見るような細かいところにあまり関心はない。この全体的に見る光の写りが全てだ。