FacebookもNFTビジネスに参入か

プラットフォーム・ビジネスの常で、Facebookも様々なビジネスを立ち上げている。金融サービスもその一つだ。

2019年にはデジタル通貨「リブラ」構想を発表し、世界中での決済利用に乗り出した。この構想は、世界各国の複数の法定通貨で構成されたバスケットに裏付けられたデジタル通貨だった。しかし世界各国からの反発を招いた。その結果、Facebookではなく、2019年11月にリブラ協会を立ち上げて、形の上ではFacebook事業と切り離した。

デジタル通貨「リブラ」は、リブラ協会が主体として運営し、Facebookはその参加者と言う形をとっている。世界中で使われるデジタル通貨を握るというのが、Facebookがマーク・ザッカーバーグの野望だ。しかしあまりにも見え見えなので協会と言う建て付けになっている。

現時点の「リブラ」構想は、単一の法定通貨あるいは資産に裏付けられたコインを複数発行する計画となっている。その最初は、おそらく米ドルに紐ついたデジタル通貨となる。その後、このデジタル通貨は「リブラ」ではなくDiem(ディエム)と言う名称に変更されている。

このデジタル通貨構想と並んで、Facebookは、デジタルウォレットビジネスを立ち上げている。このサービスはNoviと言う名称で、Noviアプリ単体あるいはMessengerや WhatsAppを使って、デジタル通貨のディエムの決済システムとなっている。Facebookによれば世界中の人にお金を送ったり、世界中の人からお金を受け取ったりできると言うことだ。デジタル通貨のディエムが2021年年末の発行が目標になっているので、それまではNoviの出番もない。

それまでのつなぎかどうかわからないが、NoviをNFTに関連するサービスに使おうとする計画があると言う。NoviがNFTの保管に、どのように使われるのか具体的な計画は公表されていないので、現時点ではよくわからない。NFTと言う儲かりそうなものはとりあえず手を出すFacebookの体質がよくわかる話だ。