ウォルマートが店頭から武器を撤去

日本のコロナウィルス感染者は、このところ毎日500から700人程度で推移している。8月の2000人にも達した頃から比べれば減少気味だが、収束の気配は無い。このまま冬に突入するのだろうか。

世界で見れば、フランスのように再び外出制限になるような1日に5万人と言う新規感染者が出てきた。アメリカでも今週は1週間で50万人の新規感染者と言う状況だ。これは、コロナウィルスの感染者が発生してから最悪の週になった。当初感染者の急増したニューヨークなどの東海岸やカルフォルニアのエリアは、一旦落ち着いている。感染者が増えているのは中西部が中心だ。

この感染の悪化は、大統領選挙にも大きな影響与えると予想されている。投票日まであと3日だが、トランプ大統領が追い上げているものの、バイデン候補の当選を予想する調査結果が多い。ただ前回の選挙でもトランプ大統領の当選を予想した人は少ないので、今回も結果は誰にもわからない。調査ではトランプ大統領支持と答えるのが恥ずかしいと考える人が多くて、調査の結果は常にトランプ大統領に低く出る傾向があると言われている。

毎回の大統領選挙の時と同じように、民主党と共和党の勢力が拮抗しているフロリダが今回も鍵になっている。これは、少しでもその州での投票者を多く取ると、その州の選挙人の総取りというシステムのために、少しでも勝つか負けるかが選挙の結果に大きな影響を与える。

とそんな中で菅首相はトランプ大統領が当選したのみ時のみお祝いに訪米すると言う発表しているが、これは一体どういうことなのだろう。そういう方針を決める事は構わないが、メディアに発表することではない。今からバイデン候補の当選を日本として歓迎しないと表明したのも同様だ。もっとも、このメディアの報道も、「関係者によれば」なので、首相が意図したことでは無く、口の軽い関係者がいるということかもしれない。

選挙の結果がバイデン候補の当選となった場合に、多くの人が心配しているのがトランプ大統領のとる行動だ。もし投票の結果が僅差であれば投票の再集計や結果をめぐっての裁判等の混乱が長期に渡る可能性もある。最悪の事態は、その混乱がトランプ大統領が暗に支援しているような形になっている極右の暴力組織による暴動だ。そのような予想があるのか、ウォルマートは選挙に向けて店頭から武器や弾薬を撤去した。これは暴動によって店が荒らされ、武器が持ち去られ暴動に使われることを恐れたためだ。

このような騒ぎは、アメリカらしくはない。私の子供の頃には偉大な民主主義の国であったアメリカの没落した姿がある。あるいは第1回の選挙討論で見せたような男を選挙で選んでしまったシステムの罠か。よその国の政治の事だが、アメリカの大統領は世界にも日本にも与える影響力は小さくはない。11月3日にどんなことが起こるのか、いつもの大統領選よりは怯えた気持ちで見ている。