Amazonが広告主向けキャンペーンを実施

Amazonが広告事業についての、広告主向けキャンペーンを行っている。NYのタイムズスクエアに巨大なLED広告を設置するなど、大規模なものだ。その広告コピーは「Your bland, their world」。NFLの放送権を取得すなどAmazonの持つプラットフォームに注目が集まっているから良いタイミングだ。

アメリカの国技のアメリカンフットボールの木曜日に行われる試合について、2023年からは普通のテレビでは視聴できなくなる。Amazonが放送権を独占的に取得した。

NFLの放送権は、日曜日の昼間の試合はCBSとFOXがデジタル権も含めて持ち、NBCが日曜日の夜の試合。月曜日の「マンデー・ナイト・フットボール」ESPNが以前より持っていて、ABCでの同時放送とオンラインを含めて放送している。今回、Amazonが契約したのは木曜日の試合で、契約は2023年からの10年間だNFLの権利は今まではテレビ局が取得して、デジタルに展開するケースもあったが、オンライン・ストリーミングの会社が独占的に取得するのは初めてのケースだ。

アメリカンフットボールと言うアメリカにおける重要なコンテンツを、ストリーミングで見ると言うことになると、視聴者の習慣が変わる可能性がある。ストリーミングでNFLを見るようになると、他のコンテンツもストリーミングで見る習慣が始まってゆくのだろう。

Amazonは以前より単なる物販業ではなくなっている。また日本では権利取得の関係で見られないものもあるが既にAmazon Prime Video、 IMDb TV、ファイアTV、Twichという、多くのストリーミングサービスのチャネルを持つ。これらのストリーミングサービスの広告事業や、オンライン販売のサイトでの広告事業も含めて、2021年第二四半期の広告の売り上げは80億ドルに達している。これは前年同期の83 %増と言う驚異的な伸びだ。市場の規模が違うとは言え日本のテレビ局の広告売り上げ額は、昨年年間で1番多い日本テレビでも2863億円だから、四半期で9000億円近い売り上げのアマゾンは、日本テレビの年間広告売り上げの3倍以上を四半期で稼ぐと言うことになる。つまり年間では12倍以上だ。

Amazoはすでに広告事業でも、GoogleとFacebookに次ぐ位置にいる。今回のキャンペーンは、これにさらに広告主を呼び込むためのものだ。

今はアメリカに限定されているAmazxonの広告付きストリーミングサービスが、日本を含めて海外まで展開されるとこの売り上げはさらに伸びると思われる。

ジャック・フィニイ 「ふりだしに戻る」

スティーブン・キングの11/22/63を読んだ際に、その本のあとがきで彼が読むべき本としてあげていた ジャック・フィニイ 「ふりだしに戻る」をやっと読んだ。感想はどちらかというと微妙。

ジャック・フィニイ の作品はいくつか映画化されているようだが、驚いたのは、映画の『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』の原作を書いていたことだ。

 ちっと微妙の理由は、二つある。タイムトラベルものだから、いずれにしても非科学的的なのだが、ある程度の納得がほしいということと、ストーリー展開は平凡かなという感じがするからだ。

良い点は19世紀のニューヨークの雰囲気が丁寧に書きこまれていて、リアリティをもって田園時代のニューヨークを感じられることだ。よく歩いていたような場所が農場で鶏や豚が飼われていたなどは知識としては理解できても、考え難いが、うまく読まされる。

セントラルパークはニューヨークの郊外の豚が飼われているような湿地帯を土壌改良をして公園を造ったと読んだことが以前あったが、この小説の舞台の1882年より少し前のことで、小説にはすでに造園されたセントラルパークが登場する。

納得の問題だが、くどくど説得力のない説明をするより、スティーブン・キングの小説のように1行で過去にいける穴がありましたというように一気にフィクションだからということで、そこを乗り越えるという技もあるし、たとえばマイケル・クライトンのように一見科学的な説明をするという技もある。この小説の書かれた1970年代の時代背景があるのかもしれないが、説得力がなくて説明が長いのでなかなか小説に入れなかった。そのタイムトラベルの仕組みに納得感がないので、冒頭から少しもやもやして、それがストーリーに入っていけない原因となった。

この小説は、そういう疑似科学的説明とかどんでん返しのストーリー展開ということでなく、19世紀のニューヨークの雰囲気を感じる小説と読めばそれは面白い。スケッチや当時の写真も挟み込まれていて感じがよくわかる。

いくつか、面白かったのは、2番街に the Second Avenue Elという高架鉄道が走っていて、Elと呼ばれていたこと。これは全く知らなかった。高架鉄道と言えばシカゴだが、あんな雰囲気だったのか。

それから、フラットアイアンビルがまだ未建設で、その前のマジソン公園に自由の女神の腕だけが置かれていて建築のための寄付が募られていたこと。前に読んだが、自由の女神は一度に全部造られたわけではなく、部分を分けて造られ、あとで組み立てられたことが、ここでも語られる。

Jウォールター・トンプソンがたった一人で広告会社を始めていて小さなオフィスで営業しているが、主人公がその人に会社はうまくいきますよと教えたくなってしまうこと。主人公も広告を仕事としている設定だから、この一人の会社が、世界一の広告会社として成功するということがリアリティを持って語られる。この小説が書かれた時には多分、世界一の規模だったはずだ。

小説の重要な舞台はダコタハウスとグラマシーパークだが、どちらも雰囲気は変わっていないだろう。働いていた会社がグラマシーパークのそばだったのでよくその公園の周辺を歩いたが、住人以外は鍵を持っていないので中に入ったことはないが、見渡せるほどの小さな公園なのでランチタイムとか夜とかによく公園のそばを歩いていたが、小説の時代とは1世紀以上離れていたが景色はあまり変わっていないはずだ。

この小説を読んだので、あとはタイムトラベルで読みたいのは「夏への扉」か。たしか高校生の時に読んだ気がするが、もう一度読もうと思っている。

減塩について

大学からの帰宅の時は、すでに薄暗く街灯や家々の明かりが目立つようになってきた。気がつくと、すでに10月中旬。最初の1週間がオンライン授業であったが、すでに今期も第3週が終わる。

数日前に、食塩摂取量の事を書いた。偶然ではないと思うが、アメリカのFDAがアメリカ人の食塩の摂取基準を、3.4グラムから3グラムに引き下げるガイドラインの発表が、昨日されていた。

引き下げの理由は、食塩の過剰摂取が引き起こす心臓発作、脳卒中、腎不全などの抑制だ。FDAは、健康的な食塩摂取の上限を2.3グラムとしていることを今回知った。ガイドラインの改定は、この理想の摂取量に近づけるために、現在の平均的な摂取量でる3.4グラムを、3グラムまで引き下げることを当面の目標にすると言う。たった0.4グラムの引き下げだが、先日の研究発表にあったように、それだけの量を少なくするだけでも健康維持に大きな効果を発揮することがわかっている。

それにしても、理想的な摂取量は1日2.3グラムだと言うことに驚く。2.3グラムと言えば、日本人では一食でこれを超えることが多い。日本人の平均摂取量は約10グラムと言われているので、アメリカの接種ガイドラインに合わせれば3分の1以下にしなければいけないし、理想的な摂取量であれば5分の1近くまで下げなければいけないと言うことになる。

ここで疑問が出る。食塩が健康に悪いとすれば、アメリカ人の3倍以上の食塩を摂取している日本人がどうしてアメリカ人よりも長寿なのだろうか。食塩摂取量以外の要因もあるにしても、アメリカの理想的な摂取量の5倍近い食塩をとる日本人は、アメリカ人より長寿であることの理由はなんだろうか。

日本の厚生労働省も2020年にガイドラインを改定して、1日の食塩摂取量それまでの6.5グラムから6グラムに変更している。仮に、この基準が守られたとしても今回のアメリカのFDAの基準の倍だ。これだけの食塩を摂取しても、健康に悪い影響を与えないような要因があるのだろうか。

健康に良いとされる日本食の弱点は食塩が多い事だ。厚生労働省が、今の日本人の平均的な摂取量の10グラムを6グラムに減らすことを推奨するのであれば、もう少し減塩のためのレシピを開発して発表するとか、減塩の啓蒙活動を行うべきかと考える。それにより、健康保険が支払う医療費が大きく削減できる。

「イカゲーム」が世界各国で1位

「イカゲーム」が韓国ドラマとして初めて、すべての国のNetflixで1位となったそうだ。個人的にはまだ見ていないので、なるべく関連する記事は読まないようにしている。それでもあちらこちらで話題になっていて、だんだん知識が蓄積している。もうそろそろ、見ないといけないかもしれない。

それにしても、アジアから初めてアカデミー賞とった「パラサイト」といい「イカゲーム」といい、韓国はコンテンツでメジャーになってきている。日本のコンテンツも海外で人気があるといっても、メインストリームではなく、一部に熱狂的なファンがいると言う程度で、決してメインストリームになっていない。

この違いはどこから来るのか。日本では、英語のコンテンツでは無いからと言う理由がよく語られてきたが、「イカゲーム」は韓国語で、作られている。それが各国で吹き替えやサブタイトルで見られている。日本語で作っても同じことだ。良いものであれば、サブタイトルででも見られる。今まで、日本の作品が世界中で通常のランキングで1位になったと言う事は聞いたことがない。TBSが制作する「日本沈没」もNetflix経由で世界に配信される。これがどの程度の視聴者を集められるのか注目だ。

一時期クールジャパンと言われてアニメ関係が輸出商品になると考えられていた。しかしその頃から、世界の多くの人々に受け入れるのには限界があると思っていた。日本でも海外でもアニメと言うだけで見ないと言う人がいるからだ。

その点、「パラサイト」にしても「イカゲーム」にしても、実写の通常のエンターテイメント作品である。しかも、「イカゲーム」については、日本のいくつかの作品の影響があると多くの人が指摘している。これについては見てもいないので何とも言えない。それに、仮にパクリであっても問題はない。映画でもテレビでも、何かが元になって作られている。

「イカゲーム」の放送が始まってからまだ1ヵ月もたたないのに、急激な人気が出ているので、この人気を利用しようとすでに多くの企業がタイアップ始めている。日本ではあまり見かけないお菓子のNutter Butterが、広告のタイアップを始め、「イカゲーム」のガードの頭がお菓子になっている広告を開始した。ハイネケンも、ゲームに登場するマークを利用した広告を行っている。ルイヴィトンは、「イカゲーム」の出演している女優をブランドアンバサダーに起用した。それから、「イカゲーム」の関連グッズがウォルマートで売り始められたそうだ。ドラマに登場する緑色の衣装や関連する商品が店舗とネットで人気になっているという。

スター・ウォーズも映画の人気が出てグッズが爆発的に売れ、商品化権を持っていた監督のジョージ・ルーカスが莫大な富を成したと言う話がある。それと同じで、グッズが売れ始めていると言う事は、その人気はスター・ウォーズのように本物なのだろう。

今後の日本のあり方としてソフトの輸出が重要だと以前より思っていた。この状況考えると、韓国はすでに日本より先にその域に達した。日本のエンタメ産業は今後どのように世界戦略を考えるのかが重要だ。ネットはすでにグローバルだし、AIの進歩によって言語の自動翻訳などもそんな遠い未来のことではない。そんな時代には、マーケットは世界と考えなければ、ビジネスではない。

低ナトリウム塩

塩と高血圧の関係は明確に証明されている。しかし、分かっていても、血圧を下げるために塩を減らすのは難しい。自分の味覚も変えられないし、外食をする際には塩の量をコントロールすることは難しい。

高血圧と診断されてから、自宅で食べるものはかなり薄味になった。だから、会食をすると塩辛いと感じることも多い。昨年リスボンでミシュランの三つ星のレストランに行った。ここの料理は非常に凝ったものであったが、塩辛いのに閉口した。これはある意味で、高血圧を考えたときには自分の味覚の改革に成功したとも言える。

塩分を多少でも減らすと、高血圧に効果があると言う記事を読んだ。2010年にスタンフォード大学が行った研究によると、1日に350ミリグラムの使用を減らしただけで、血圧を1.25しか下げないのにもかかわらず、数多くの脳卒中や心臓病の発生を減らしたと言う。血圧の1.25と言えば、1%程度に過ぎないが、それでも健康に対する影響は効果はあると言うことだ。しかも350ミリグラムの塩分は、たった0.35グラムで、ティースプーンの6分の1の量に過ぎない。

中国で行われた新しい研究でも、減塩の効果が証明されている。この研究は、中国で脳卒中を起こす可能性が高い20,000人以上を対象にして行われた。研究では、塩に含まれる塩化ナトリウムの30%を塩化カリウムで置き換えた低ナトリウム塩を使用した。結果は、脳卒中や心臓病につながる心血管の病気の発生を大幅に抑えたと言う。 

初めて知ったが、塩が悪いのではなく、塩に含まれている塩化ナトリウムが体に悪いと言うことだ。

読んだ記事の中で驚いた部分は、人間の体は低い塩分で進化してきたことだ。その量はと言うと200から600ミリグラムだったと言う。このような低い塩分で進化してきたため、体はむしろ塩分を体内に留め、カリウムを排出するような仕組みになっている。だから、体が対応できないような多量の塩分は数多くの健康上の問題を引き起こす。必要な量が1グラムに満たないのに、それ以上を摂っているから当たり前だ。

日本食は体に良いとされているが、塩分だけが問題だ。日本人の20歳以上の男性の塩分摂取量は1日10グラムに達していると言う。これは先の人間の体がデザインされている塩分量の15倍にあたる。もう少し、減塩を行う認知活動を行うべきだろう。国民健康保険の維持のためにも、減塩で病気を防ぐのは必要だ。

低ナトリウム塩は、一般的にどこでも手に入る。高血圧の人はそれを使うのが良いかもしれない。例えば、味の素の「やさしお」は、中国の実験で使われた塩化ナトリウムの30%を塩化カリウム置き換えられたものよりも、さらに塩化ナトリウムが少なく、50%が塩化カリウムに置き換えられている。このような塩は、漬物などの保存用には使用できないと言うことだが、日常的に使うのであれば、低ナトリウム塩が良いだろう。

幸いにも自分の血圧は、高血圧と診断されてからのこの10年で、減塩に努め、ウォーキングなどの運動も継続して行っているために、正常範囲まで下がっている。ただ今後また同じ状況にならないために、塩分については気をつけたいと思う。そのためにとりあえず、調べた結果、塩事業センターの「食塩減塩タイプ」を購入した。この塩にはにがりが混じっているのでミネラル分も多いのではと考えたからだ。

空気の質

昨年、新型コロナウィルスの感染が始まった時は、空気感染はしないと言われた。しかしその後、エアロゾールと言う細かな唾液の粒子が空気中に舞って、それを吸って感染すると言われるようになった。空気感染とどのように違うのかよくわからない。結局同じようなことなのだと理解している。

このようなことから、換気については、どこでも注意が払われている。しかしながら、建物の構造上、窓がないなどの理由で換気が難しいケースも多い。そもそも、今までの建築では換気については特に考えられてこなかったから仕方ない。

アメリカでは空気質検知器や二酸化炭素検知器が売れているようだ。それは、エアロゾールが舞っていることを検知できれば1番良いが、それはできないので二酸化炭素の濃度を測って、それによって換気が足りなくて、感染のリスクが高まっていることを知ろうとするようだ。

学校などの公共施設に設置されている良いのだろうが、今のところ設備が間に合わないので、親が子供に持たせたりすることまで始まっているという。

空気質検知器や二酸化炭素検知器を検索してみると、日本でも様々な商品があり、安いものだと5000円程度からある。高いものだと何万円もするものもある。当然安いものはそれなりの性能しかないのかもしれない。

しかしエアロゾールで感染すると言うことであれば、レストラン等の人が集まるところでは、このような機器の設置を義務づけたらどうだろうか。二酸化炭素濃度を測定して換気の基準とするようなことをすれば良いと思う。

私の勤務する学校では、幸に、ほとんどの教室は窓があり、授業中も含めて換気が義務付けられている。これから始まる寒い季節にも、30分に1回程度の換気をすることになっているので、エアロゾールの滞留はないと思っている。実際、学生に感染者が発生しているが、学内の濃厚接触者も含めて、学内で感染した形跡は無い。さらに言うと、満員電車の中でも、あまり感染すると言う話を聞かない。マスクをして黙っていればエアロゾールが発生しないからかもしれない。しかし、レストランは食事をして、マスクを外して話すので別だ。

ワクチン接種が進み、感染者も減少している状況だから、大きな痛手を被っている飲食業のためにも一刻も早く通常の経済活動が再開されることを望む。その際に、第6波の予防策として、二酸化炭素濃度検知器により二酸化炭素濃度をモニターして、適切な換気を行うことを条件に、飲食業の通常営業を認めてはどうだろうか。機器の性能も問題はあるが、何十万円もするものではないので、レストランなどには義務付けても大きな負担ではない。

個人的にはキャンプ用の一酸化炭素濃度検知機を持っていて、海外旅行に行く時は持っていっている。通常のホテルなら必要ないかもしれないが、Airbnbで民泊をする際には、どのような構造の建物が分からないので、念のために使う。

水についての安全性は早くから問題になって、ミネラルウォーターを飲むことも含めて様々な対策を採られている。しかし空気については、PM2.5が問題や一酸化炭素中毒を除いて、空気の質に注意を払うと言うような事は、これまでは、誰もあまりしていなかったような気がする。でも、これからは、水も空気もタダではないということになる。

二酸化炭素排出量と恐竜の進化

恐竜についての記事を読んだ。単に歴史的な興味で読んだだけだが、その内容は今の地球にも関係する恐ろしい内容だった。

恐竜の絶滅の理由は、隕石の落下や火山の噴火とされてきている。6,500年前の事だから研究者も証拠を集めるのに大変であろう。人類が誕生したのは500万年前とされているから途方もない昔の話だ。

恐竜の絶滅の原因が、隕石か火山かの犯人はまだ確定していない。今回発表された研究によれば、火山は恐竜を絶滅させたかどうかわからないが、火山により、恐竜が地上を支配するきっかけになったようだ。

2億5,000年前に始まった三畳紀に、地球は大きな環境の変化の時期を迎えていた。この時期に多くの生物が絶滅した。同じ頃に、恐竜が地上に現れ、その後、進化して種類も増え地上の支配者になった。

三畳紀に進化した恐竜は、最初は痩せたトカゲのような形をした生物だったという。だが、恐竜は進化し続け、映画で見るようなティラノサウルスやトリケラトプスのような巨大な恐竜にまで進化していった。

恐竜の時代は、三畳紀から白亜紀まで続く。白亜紀は、1億4,500万年前から6,550年前までだ。白亜紀と三畳紀の間がジュラ紀である。映画のジュラシックパークはこのジュラ紀から来ている。

三畳紀の恐竜の種族の誕生から、巨大に進化したティラノサウルスのような恐竜が、地球を支配していた期間は約2億年と言うことになる。2億年もの時間があると、痩せたトカゲのような生き物が巨大なティラノサウルスまで進化することができるのだなと感動する。

今回の研究では、この恐竜の進化の原因を三畳紀にあったカーニアン多雨事象と言う地球の高温・多湿・多雨の期間に求めている。この期間は、2億3,400年前から2億3,200万年前までの200万年続いたことになる。200万年もの長い間、地球は温室の中の大嵐の中にいたような状況だったようだ。

この原因は、火山活動だ。それにより二酸化炭素が増えて、地球の炭素循環が変化して、温暖化とそれに伴う大雨の期間になったようだ。

この期間に、高温・多湿・多雨の環境変化に適応できなかった多くの植物や動物は絶滅した。大小様々な動物が絶滅したため、生き残った恐竜にとっては、自らの進化のために最適な環境が整ったと言える

面白いと思ったのは、この期間の生態系は現在の基盤になっていると言うことだ。恐竜は進化して巨大化していったが、同時に今も生き続ける哺乳類や爬虫類も、同時にこの期間に進化し続けた。それが、今の地球の生態系に繋がっている。

カーニアン多雨事象を引き起こした火山活動は、地球で起こった同様の火山活動に比べると圧倒的に大きなものだったと言う。しかし、研究者の次の言葉に非常に驚いた。「カーニアン多雨事象の二酸化炭素の排出は、現在の二酸化炭素の最初に比べれば、ごく僅かだった」というのだ。

整理すると、今から2億3,400年前に、大きな火山の噴火があり、大量の二酸化炭素が排出され、その結果地球の環境は、高温・多湿・多雨の、それまでとはまるで違ったものに変わってしまった。しかも、その状況は200万年続いた。そしてその原因は、火山による二酸化炭素の排出だが、その規模は今の人類の排出する二酸化炭素に比べればごくわずかだった。

この記事を読んで思ったのは、地球の生態系はバランスの上に成り立っており、火山の噴火のような出来事はその生態系に大きな影響与え、その結果として、地球上の生物の絶滅や誕生を起こしてきた。現在、私たちが直面する地球の温暖化の根本的な解決をしない限り、また別のカーニアン多雨事象が発生して何百年も続く可能性がある。

Googleが、反気候変動の広告を排除

Googleは7月に広告の掲載基準を厳しくして、さらにペナルティを強化している。今回さらに、気候変動に疑問を呈するような内容の広告を禁止した。

7月には、コロナ禍で登場した魔法の薬や科学的に効果が証明されていない用具などの詐欺的な広告を禁止した。Googleによれば、タバコ、薬物、武器等と同様に、書類の偽造、ハッキング、スパイウェア、家庭内暴力につながるようなストーカーソフトウェアなどの詐欺的、犯罪的な広告は全て禁止としている。

そして、7月より広告主がこれに反するときのペナルティーを厳しくした。最初は、広告の排除と警告だけだが、90日以内にまた同様の違反を行った場合には、Googleの広告からは永久に追放される。

ここで言うGoogleの広告とは、YouTubeの広告、Googleの検索連動型広告いわゆるリスティング広告、それからGoogleが広告の配信を行っているGoogleデジタル・ネットワークに含まれる数多くのサイトの広告だ。Googleデジタル・ネットワークには、メディアなどの有力なサイトが多く含まれるために、ここからの追放は、広告できるところが限定されてしまう。

今回、Googleが禁止の対象に含めるのは、気候変動を否定するような内容の広告だ。Googleによれば、十分に科学的に検証された世界共通の合意や、気候変動の原因と矛盾するような内容の広告は受けて入れないと発表した。

これはGoogleの主義や世界観によるものではなく、多くの広告主やメディアは、そのような内容の広告と並んで掲載されたり自社のサイトに掲載されることを望んでいないからと言うことだ。

しかしGoogleのこの気候変動の要因についての広告を制限は難しい面もある。一般的には、気候変動は、温室効果ガスなどの排出へよるとされているが、そのメカニズムは完全に解明されているわけでもない。Googleによれば、この広告ポリシーに環境問題を含めることについては、世界的に認知されている環境保護団体と協議を行って決めたと言うことだ。

現時点の信じられている情報を元にして、それと矛盾する内容の広告を禁止するのは、ある意味、表現の自由を制限することにもつながる。Googleにとっては自らの広告ビジネスを守るために、そのような広告を排除したいと言う意図は理解できる。

ただ、もし今の広く信じられている温暖化のメカニズムに対する新しい考え方が登場したときに、それは、Google関連の広告では発表できないと言うことになると大きな問題が生じる。

「Google 八分」と言う言葉があるように、Googleに排除されると言う事は、ほぼインターネット上には情報が共有されないことになってしまうからだ。自らサイトを作って、その情報を発信しても、Googleを使わないと誰にも伝わらない。そして、伝わらないと、この世の中に存在しないと言うことにもなる。

決して個人的には、今の地球温暖化のメカニズムを否定する考えを持つものでもないが、科学的な常識と言うものは、その後の検証や新たな発見によりしばしば否定される可能性があり、一律に今の考え以外を排除する姿勢には疑問が残る。

東京の震度5強

昨夜、関東地方で大地震があった。震度5強の大地震である。震度5強と言うのは、2011年の東日本大震災のときの東京の震度と同じだ。私は広島滞在中で、自分では経験していないし、家族とも、まだ話をしていないので状況はよくわからない。しかし10年前の地震と同じ規模では、かなり怖い思いをしたのだと思う。

ニュースを読む限り、大きな被害は出ていないようなので少し安心している。震度5強の揺れは、東日本大震災の時に経験しているが、地球が足元から崩れるのかと言うほどの揺れである。あれほどの恐怖はあまり感じたこともない。それに、その後の大混乱で、歩いて帰ったことを思い出すと、もうあんな経験はしたくない。

災害は忘れたろに来るというが、しばらく、大きな地震がなかったので多くの人が驚いただろう。以前より関東直下型地震の可能性が指摘されている。近い将来必ず起こると言われているが、それはいつなのか誰もわからない。今回の地震がそれに相当するのであれば、大きな被害もなく済んで良かったと思う。

関東地方に起こった大きな地震は、記録があるものでは、1293年 永仁地震、1703年元禄地震、1923年関東大震災である。永仁地震から元禄地震までは約400年、元禄地震から関東大震災までは約200年の間隔があった。そして関東大震災からは、今は約100年。関東大震災が、震度6と言うことなので、その規模の地震が今から何十年後に起こるのか、それとも今回の震度5強がそれに相当するのか。そうであれば、当面大きな地震はないと言うことになるのでありがたい。

それにしても、関東大震災の震度6が大きな被害をもたらしたのに、10年前と今回の震度5強では、大きな被害が出ないのは、なぜだろうか。建物などの耐震性能が上がっていることもあるが、それ以上に、あらゆるものの限界値を超える揺れが、震度6と震度5強の間にあるのではと想像する。

地震は、地下のプレートの動きやなどでエネルギーが溜まってそれが放出されるときに起こると言うことなので、今回の震度5強が、そのエネルギーを一旦逃して、当面大きな地震がないと言うことになれば良いのだが。

夏に自宅の外壁のリフォームを済ませたばかりだが、今回の地震で、ひび割れ等が起こっていなければと願うばかりだ。リフォーム前であれば、足場を組んで外壁を点検するので、問題があれば補修は可能であった。もうリフォームを終えてしまったので、今回の地震で何か起こっていても、下から見上げてもあまりよく見えない。問題があれば雨漏りが発生して、そのうちに発見できると思うが。

ともかく、地震は嫌だ。サッカー日本代表は、サウジでの試合で2敗目だし、あまり良くない夜になってしまった。

ニュージーランドの歴史

ラグビーの仕事をしていた時に、ニュージーランドの人とたくさん知り合った。マオリ族の話もよく聞いた。オール・ブラックスにはマオリ族の血筋を持つ人も多くいる。マオリ族の血筋を持つ人だけで構成するマオリ・オール・ブラックスと言うチームもあり、ラグビーワールドカップ2015イングランド大会前の2014年に来日して、日本代表と2試合行っている。

2011年のラグビーワールドカップ・ニュージーランド大会ではマオリ族の歴史や文化が演出や装飾に反映されていた。そのために、当時、多少はマオリ族のことを調べたりもした。

その時に、マオリ族は、1000年ほど前に当時は無人のニュージーランドに南太平洋の島々から渡ってきた人たちだと聞いていた。

ネットを眺めていたら、マオリ族の歴史という文字が目に入ったので読んでみた。南極の氷を研究についての記事だ。

南極の氷を、縦に1メートルほどくり抜いたものから、その氷に含まれている物質を研究することにより、南極の歴史を知ろうと言う試みのようだ。南極の氷を何箇所から採取したところ、ある一箇所から採取した氷から煤が発見された。年代としては13世紀と結論づけられた。

南極の他の地域では、煤は発見されていないため、発見された北南極のジェームス・ロス・アイランドからの大気の循環を研究したところ、そこに煤が降る可能性があるのはニュージーランド、タスマニア、南パタゴニアだけだと分かった。さらに、この3地域に堆積している煤の記録を分析して、南極の氷の中の煤と同じように、ニュージーランドで13世紀に煤の堆積物が増加していることを発見した。

この記事を読んで驚いたのは、ニュージーランドから煤が発見されたジェームス・ロス・アイランドまで何千キロも離れていることだ。

火を使う影響は、これほど遠くにまで及ぶと言うことを知って、我々が使うガソリンや火力発電所などがどれほどの影響を地球に与えているかと言うことを思い知らされる。

この研究によって、ニュージーランドで急速に火を使うとようになったのは13世紀と言うことになる。今から700年前だ。もともと言われていたマオリ族はニュージーランドに1000年ほど前に住みついたと言う歴史は書き換えられるのかもしれない。

ニュージーランドに渡ってきたマオリ族は、もちろん日常生活にも火を使ったのだろうが、深い森に追われているニュージーランド開拓するために、森を燃やし、居住地は道路を作っていったと思われる。その火の煤が遠くまで届き、その一部が南極で発見されたと言うことだ。

この研究によりニュージーランドの歴史が書き換えられるかもしれない。昔に調べたように、1000年前にマオリ族がニュージーランドに到達して居住し、18世紀ごろからヨーロッパ人が航海の補給地として利用するようになったと言われていた。そして、その頃が、ニュージーランドのラグビーの始まりと理解していた。

ラグビーは別にして、ニュージーランドの歴史の始まりを13世紀まで遅らせることになるのか。もちろん、今回の研究では証明されないのは、マオリ族は以前から居住していたが、日常生活で使う程度の火であれば南極まで煤が飛ぶこともなかったかもしれない。それで、13世紀になって、マ大規模に森林の開拓を始めたために、その時の煤が南極に届いたと言う可能性もある。

個人的にはニュージーランドは行ってみたいところなので興味はあるが、その歴史がいつ始まったかと言うのは自分には直接関係ない。地球の大気は循環しており1つの場所で起こった事は、多くの場所に影響与えると言う事を理解はしていた。しかし、この記事から説得力のある証拠で実感させられた。