土曜日, 6月 25, 2022
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飲酒とがんの関係

この半年ほど禁酒をしている。少し息切れがしたので医者にかかったところ、肝臓の数値が悪かっただからだ。過剰な飲酒をしたわけではないので、医者に聞いたところ加齢も関係するとの事。加齢でアルコールの処理能力が落ちたと言う見立てだ。最近は何でも加齢と言われてしまうので、答えに意外性がない。

以前は夜に食事の時に酒を飲まないのは普通ではないと思っていた。特に外で食事をするときはそうだ。それが禁酒をすれば、慣れてしまえば、どうしても飲みたいと思うこともなくなった。

今朝の新聞にアルコールとがんの関係についての記事が出ていた。アメリカでは、アメリカ臨床腫瘍学会、アメリカがん研究協会、アメリカ公衆衛生学会などの団体が、タバコなどにあるような健康被害の警告をアルコールにも表示をするように連邦政府に申し入れたそうだ。その理由としてアルコールが、乳がんや大腸がんを含むいくつかのタイプのがんを引き起こすことが科学的に証明されているからと言う。

EUでは、アルコールに健康被害の警告を入れることと税金を上げることを発表している。これに伴ってアルコールの広告やマーケティングについてはさらに厳しく規制すると言う。これはがんの発生を減らす目的だそうだ。ここで言うアルコールの対象にビールが含まれるかどうかは記事だけではわからない。多分ビールは含まれないのだろうと推測する。

以前イギリスで買っていたようなワインやウィスキーには、裏面に、何杯以上飲むと健康に害がありますと言うような小さな表示がすでにあった。これをタバコと同じように表面に大きく入れると言うことなのかもしれない。

日本ではコロナ禍のためにレストランや居酒屋の営業自粛のために、国内のアルコール消費量は減少傾向にあるようだ。しかしそれ以前から、酒を飲む習慣を持つ人は減っている。特に若い世代では顕著だ。厚生労働省の国民健康・栄養調査によれば、1999年の20代男性の飲酒習慣がある人の率は34%だったが、2019年には12.5%に減少している。同様に30代男性でも48.8%が24.4%に落ちている。それ以外の年代でも減少傾向にある。反対に女性では微増している年代もあり、これは女性の社会進出が増えたためであろう。

コロナ禍で、Zoom飲みや家飲みといったような新しい習慣もあるが、それ以前からアルコール離れが進んでいるので、居酒屋等の営業自粛も若い世代ではそんな大きな問題ではなかったのかもしれない。

がんの撲滅のためにアルコールに対して、アメリカやヨーロッパでは厳しい措置が取られようとしているが、日本ではすでにアルコール離れが住んでおり厳しい処置の必要がないのかもしれない。今の所、アルコールに警告文を入れるような話は聞いた事がない。

アメリカの数字では男性の41%女性の39%は人生のどこかのタイミングでがんになると言う。これは、日本も同様だ。男性が、がんになる確率は63%で、がんで死亡する確率は24%。女性では、その数字は48%と15%になる。日本の方がやや高い。これは、平均寿命に関係しているのだろう。長生きするからがんになる。

そのがんになる理由は研究により明らかになっている。理由の19%は喫煙であり、7.8%は肥満肥満、5.6%が飲酒、5%は紫外線、2.9%は運動不足だそうだ。つまり、がんの42%は防ぐことができる。

アメリカがん協会によれば、がんとアルコールの関係は明確だそうだ。アメリカでがんと飲酒の関係について調査が行われた。毎年アルコールにより75,000人ががんにかかり19,000人が死んでいると結論づけられている。

過剰な飲酒はもちろんがんを引き起こすが、適度な飲酒も健康には害があると警告している。適度な飲酒とは男性で1日2杯、女性で1日1杯の飲酒のことだ。

あまり理解していなかったが、アルコールに含まれているエタノールは、DNA損傷、酸化ストレス、細胞増殖などを引き起こすために、明確に発がん物質として考えられると言う。またエタノールは体内で別の発がん物質であるアセトアルデヒドに変化すると言う。

このような事はあまり酒を飲み始めてから考えたこともなかった。むしろ赤ワインは体に良いと言うことで大量に飲んできた。1本は当たり前、時には2本以上飲んだ。それが1日に1杯ですら、リスクを高めると言われると辛いものがある。それに飲み始めて、1杯でやめられるわけがない。

記事によるとアメリカがん学会は安全な飲酒量はないと警告している。しかしながら友人と会う際に、酒抜きと言うのもどうも味気ない。現時点では肝臓の数値が悪いために禁酒しているが。数値が良くなったときに飲み方については少し考えたほうがよさそうだ。

Shogohttps://leicaleica.jp
大学教授 研究テーマは、メディア、マーケティング、サブカル。趣味は、写真、海外テレビドラマ、ミステリ、写真。流行っていないもの限定の嗅覚で生きています。
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