月曜日, 6月 27, 2022
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YouTubeの売上と影響力

もう何年も前から、テレビのリモコンにYouTubeのチャンネルボタンが付いているのが珍しくない。YouTubeは、パソコンやタブレットスマホだけではなく家庭のテレビでも、重要な選択しとって家族全員で楽しむとことも増えている。YouTubeは、PCではなく、家庭のテレビのチャネルのひとつになったのだ。

まだ、インターネットで動画を見ると言うようなことが始まったばかりの2006年にGoogleは、2005年に創業したばかりのYouTubeを買収した。当時は、YouTubeどのようにビジネスとして成立するか分からない状況だったが。しかし、Googleは2000億円払ってYouTubeを買収したのだった。その当時のYouTubeは、人気になっていて、1日の動画閲覧回数は1億回を超えていた。しかし人気が出ていたものの、その投稿された動画は著作権違反のものも多く、ビジネスとして成立するのか分からない状況だった。

Google傘下に入ってから、著作権違反の投稿は排除するなど努力を続け、YouTubeは、今では月間のアクティブユーザは20億人を超え、1日の動画視聴回数は10億回になっている。

広告売上は、2020年で1兆2000億にも達する。YouTubeはこの広告売上の55%を動画の投稿者に分配している。一部の有料課金も含めて、YouTubeの会社としての売り上げは、6000億円少し。これはNetflixの7000億強よりはるかに少ない。YouTubeの影響力を考えると、Netflixより売り上げ規模が大きくても良いと思うのは私だけだろうか。

多くのユーチューバーが人気を集め、そこから有名人もたくさん誕生した。影響力だけで言えばはるかにNetflixより上だと思うが、しかし会社としての売り上げはNetflixのよりもはるかに少ないのだ。この原因が何なのかよくわからない。ヒントがありそうなのは、Twitterだ。Twitterのアクティブユーザーの一人あたりに比べると、YouTubeの一人当たりの広告売り上げは半分程度になる。もしYouTubeが動画投稿者に広告収入を分配しないとすればTwitterと同じ程度になる。InstagramやTwitterにいくら投稿しても、広告収入のシェアを受け取れるわけではないので、YouTubeだけが特殊だ。

そういうビジネスモデルだと言ってしまえばそれまでだが、広告収入がなければユーチューバーというビジネスは成り立たない。動画投稿を増やす仕組みとして考案されたビジネスモデルだが、それが原因だろうか。

もう一つは、YouTubeはテレビ的の使い方をされており、実際にYouTubeの動画からのリンクから商品購入までの可能性が低いと広告主が考えているからだろうか。視聴者もテレビと同じような使い方をしており、そこから商品購入まで移っていかないとも考えられる。だから広告の投資が少ないのかもしれない。

しかし、インターネットを利用して個人が金儲けをしようと思えばYouTubeは最初に出てくるサービスだ。InstagramやTwitterから直接に収入をあげることはできない。YouTubeは、広告費の分配を受けられるから、人気があるコンテンツが沢山投稿され、影響力が強いと考えられる。ユーザー一人あたりの収入が少ないのは、そのビジネスモデルに内包された課題のようだ。

Shogohttps://leicaleica.jp
大学教授 研究テーマは、メディア、マーケティング、サブカル。趣味は、写真、海外テレビドラマ、ミステリ、写真。流行っていないもの限定の嗅覚で生きています。
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