火曜日, 1月 18, 2022
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YouTube Shortsの広告キャンペーン

東京オリンピックでは、TikTokが人気を集め、選手も含めて動画投稿が行われた。その動画が人気を集め、TikTokが金メダルとも言われた。

この数年短い動画は人気を集め、そこに好きな音楽をつけられるTikTokが流行となり、動画投稿の代名詞がTikTokとなった。

何かが流行ると、競合会社も同じような機能を追加するのがソーシャルメディアの常だ。Instagram SnapchatがTikTokを模倣した機能を追加するのと同じように、YouTubeも2020年9月にYouTube Shortsをインドで開始していた。それが今回世界展開となったわけだ。

YouTubeは、YouTube Shorts を、7月13日に世界100カ国以上に広げて全面公開に踏み切った。このYouTube Shortsは、複数の動画をつなぎ合わせるマルチセグメントカメラ、音楽をつける機能、速度設定を変えられる嫌い動画作成機能などが使える。今回のグローバル展開で新たに追加された機能は、特定の場所でのテキストの追加、自動キャプション追加、最大60秒までの動画投稿、ギャラリーからのクリップ追加、フィルター機能などだ。これによりTikTokと変わらない動画の投稿が世界中で行える。逆に言うと、TikTok を超える部分がない。

YouTubeがTikTokに追いつけるのか。今後の展開を見るだけだが、どのような商品でもそうだが、先行者のブランドイメージが強く、音楽のついた短い動画投稿と言うジャンルでは、TikTokのイメージが圧倒的で、YouTube Shortsがブランドイメージを変えるのはなかなか難しい

それを意識して、YouTubeはグローバルで、YouTube Shortsのためのキャンペーンを開始している。これは完全にTikTokを意識したYouTubeのブランドイメージ変更キャンペーンその中でShort side of YouTubeと題してYouTubeのモバイルサイトやアプリで縦長の60秒以下の動画を投稿する際の、音楽の種類の豊富さを紹介している。

使える音楽として、The Weekndの “Take My Breath”、BTSの “Permission to Dance”、Camila Cabelloの “Don’t Got Yet “など、人気アーティストを紹介している。YouTubeは、Universal Music Group、Warner Music Group、Sony Musicなどの大手音楽企業と契約して、使える音楽の豊富さを訴える戦略のようだ。

TikTokは以前音楽の著作権問題でトラブルが発生して全米音楽出版協会が著作権侵害で提訴すると発表するような事態もあったが、すでに各音楽団体、企業と契約を提携して、様々な音楽が使えるようになっている。今回YouTubeShortsが発表したような音楽については、TikTokでも同じように使える。だから音楽と言う面ではYouTube上に、TikTokに対する競争力は無い。だからそれを広告キャンペーンで使うと言う音は同じことができますよと言う程度の事だ。その程度ではTikTokの牙城を崩すのは難しいであろう。

Shogohttps://leicaleica.jp
大学教授 研究テーマは、メディア、マーケティング、サブカル。趣味は、写真、海外テレビドラマ、ミステリ、写真。流行っていないもの限定の嗅覚で生きています。
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