水曜日, 1月 26, 2022
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エミレーツの広告のバイラル化

エミレーツの広告が話題になっている。ドバイの世界一の高層ビルの先端にキャビンアテンダントが立ってボードに書かれたメッセージを見せる広告だ。このビルは、ドバイのブルジュ・ハリファで1番高い尖塔の先端までの高さは828メートルある。

映画の「ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル」でトム・クルーズが外壁をよじ登っていたビルだ。映画の中では、ビルの中層の外壁をトム・クルーズがよじ登るシーンがあった。もちろんこれは宙づりにされてこのシーンを撮影したのだろうが、高所恐怖症には無理だ仕事だ。実際にこのビルに登ったのはフリークライマーで、2011年に尖塔まで6時間かけて登っている。

実際にCMを見ると、CGか合成かと思われるが思うが、ドローンによる実写だそうだ。最近のCGや実際の技術が進んでいるので自然に見えることも多い。だから、疑いも残るが、何度か見返すと、光の感じや全体の印象からCGか合成でないことがわかってくる。

最初はキャビンアテンダントがメッセージボードを見せるシーンから始まる。これは2003年の映画「ラブ・アクチュアリー」のオマージュだと言う。最初はメッセージボードとキャビンアテンダントの上半身のアップから始まる。どこにいるかはこの時点ではわからない。だんだん、カメラが引いていくと、ビルの尖塔の先端に立っている姿が見える。この尖端は立つのがやっとのスペースしかない。見ているだけでも身のすくむ思いがする。

エミレーツは最初は、実際のキャビンアテンダントからがモデルを選ぼうとしたそうだ。しかし、普通の人にこんなことができない。それで、プロのスカイダイビング・インストラクターの女性を配役したと言うことだ。

このインストラクターがビルの尖塔まで登れるようにはしごなど内部にかけたという。160メートルのところから登り始め1時間15分かけて尖塔の先に立った。だから、2011年のフリークライマーとは違う。当然のことながら、彼女はスカイダイビングのインストラクターでフリークライマーではない。

しかし828メートルの塔の先端に立って笑っていられるのはスカイダイビングのインストラクターの強みだろう。撮影の際には制服の下にハーネスを付けて、命綱が結び付けられているのだと言う。

出来上がったCM作品を見ると、やはり映像によるインパクトは大きい。このような作品を見ると広告の力はやり方次第だとよく分かる。しかも、CMはバイラル映像になって世界中で話題だ。今はバイラル化して、多くの人に見られるかどうかも、CMの企画の際に考慮すべき点になっている。

Shogohttps://leicaleica.jp
大学教授 研究テーマは、メディア、マーケティング、サブカル。趣味は、写真、海外テレビドラマ、ミステリ、写真。流行っていないもの限定の嗅覚で生きています。
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