金曜日, 5月 27, 2022
ホーム研究MLB ユニフォーム広告解禁

MLB ユニフォーム広告解禁

99日間のメジャーリーグベースボール(MLB)のストを終わらせた労働協約の妥結の詳細が出始めた。その中の1つは、選手のユニホームの広告が初めて解禁されることだ。これについて、多くの批判が出ている。

MLBの146年の歴史の中で、ユニホームに広告をつけられるのは初めてのことだ。詳細は現時点では不明だが、チームごとに販売されて、その販売見込み価格は1チーム、300万ドルから1,000万ドルと見込まれ、これにより、チームオーナーは新たな収益を得ることができる。

またユニフォームの広告は、レギュラーシーズンに限られ、スポンサーがつくポストシーズンのような試合についてはユニフォーム広告は認められない模様。これはイベントそのものへのスポンサーのコンフリクトを防ぐものだ。

多くの人が、神聖なユニホームを汚す行為だとして非難を始めている。しかしながら、ユニフォームに広告が入るのはMLB以外では通常のことだ。サッカーでは伝統的に胸に大きなスポンサーロゴが入っているし、オートレースのドライバーも同様だ。

日本のプロ野球では、2000年からユニフォーム広告が認められ、今では選手のユニホームに広告が入っているのは当たり前のこととなっている。ただし例外があって、セ・リーグではビジターチームはユニホームに広告があってはならないことになっている。だから、セ・リーグでは常にどちらか一方だけが広告の付いたユニホームを着ることになる。

MLBでも、北米以外の試合、過去にロンドン、東京、メキシコシティーで行われたシリーズではヘルメットとユニホームに広告を入れた事はあるし、2021年のシーズン途中からアンパイアが広告をつけている。しかし選手のユニホームについては、初めてのために、批判の声が上がっている。

他のスポーツでは、バスケットボールのNBAは、2017年から左胸に小さなロゴをつけることを始めて、2022年の広告収益の見込みは2億2500万ドルと言う。そしてNBAの場合には放送権やライセンシングと同様に、リーグ全体で販売し、収益はチームに分配される。そしてその分配比率は均等ではなく、人気や観客動員数によって決められる。また、ホッケーのNHLでは2020年にヘルメットの広告が解禁された。

アメリカの4大スポーツの、NBA 、NHLそしてMLBがユニホームスポンサーを解禁することにより、ユニホームに広告が入らないのは、これでアメリカンフットボールのNFLだけとなった。これも、この数年で他のスポーツのユニホームスポンサーが解禁されていることを考えると、時間の問題かもしれない。

このニュースに対して、MLBの広報は広告の形態などの詳細をはまだ決まっていないと答えている。つまりヘルメットやユニホームのどこにどの程度の大きさになるかと言うようなことだ。

現時点で詳細が決まっていないと言うことなので、4月7日の開幕には、ユニホームスポンサーは間に合わないのかもしれない。選手は、個人のスポンサーがたくさん付いているので、反対する意見が選手側から反対する意見が多かったと思われるが、これは先日の交渉においてオーナーの意見が通ったと言うことなのだろう。エンジェルスがユニフォームスポンサーを決め、大谷翔平がそのロゴをつけて出てくる日は近い。

Shogohttps://leicaleica.jp
大学教授 研究テーマは、メディア、マーケティング、サブカル。趣味は、写真、海外テレビドラマ、ミステリ、写真。流行っていないもの限定の嗅覚で生きています。
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