土曜日, 1月 22, 2022
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朝日新聞ポッドキャスト

朝日新聞社は、「朝日新聞ポッドキャスト」を立ち上げ、Spotify、Apple Podcast、Google Podcasts、朝日新聞アルキキでポッドキャスティングを開始した。チャネルは2つあり、「ニュースの現場から」と「ニュース深堀り」と2つある。Spotifyでは甲子園のコンテンツもあるがこれはおまけ的。普段使っていないGoogle Podcasts、朝日新聞アルキキはチェックしていない。

朝日にたくさんいる記者がニュースを語るということで面白いコンテンツだ。この数日、散歩のお供に聞いているが結構面白い。新聞記事というのはコンパクトにまとまって簡潔だが、いかにも無味乾燥だ。これが、取材している記者の生の声で聞くとディテールとか臨場感がある。残念なのは、1日に1コンテンツしか出ていないことだ。今の段階では、無料で広告もないから全て持ち出しで行っているのだろうから予算がないということか。しかし、事業を立ち上げるためには戦略的に予算を運用するというようなことが必要なのではないか。優秀な記者の作り出すコンテンツを最大限に活かすためには紙の「新聞」を中心いできないことは明白だ。今の新聞事業という将来の見通せないビジネスを考えると本気で取り組まないと手遅れになりかねない。

朝日に限らず新聞の販売部数は厳しい。2020年5月度のABC部数は以下の通り。朝日新聞の落ち込みは大きい。

朝日:5,083,583 (-432,063)

毎日:2,198,324(-193,376)

読売:7,623,780(-404,181)

日経:2,069,880(-228,424)

産経:1,315,039(-61,325)

朝日は、10年前には800万部を超えていた。このままでは近いうちに10年前の半分の部数になるのだろう。当然、販売収入も広告収入も落ち込んでゆく。広告費は近年ではインターネットにシフトしているので、年齢の高い新聞読者への広告費は部数の落ち込み以上に影響してくるだろう。

ちなみに朝日新聞の最新の決算は以下の通りで、営業利益は前年比73.1%マイナスだ。利益を支えているのは不動産の賃貸事業で、経常利益の4割を超えている。

売上高3,536億円(前年同期比▲5.7%)

営業利益 24億円(同▲73.1%)

経常利益131億円(同▲18.4%)

当期利益 107億円(同▲2.6%)

この状況を変えてゆくためには、朝日新聞にとって最大のコアコンピタンスであるコンテンツを作る能力を最大限生かして、今回のポッドキャストにとどまらず、様々なサービス、パッケージを作ってゆくべきだろう。

「朝日新聞ポッドキャスト」

https://www.asahi.com/special/podcasts/
Shogohttps://leicaleica.jp
大学教授 研究テーマは、メディア、マーケティング、サブカル。趣味は、写真、海外テレビドラマ、ミステリ、写真。流行っていないもの限定の嗅覚で生きています。
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