火曜日, 1月 18, 2022

犬不足

アメリカの1年で最大の消費のシーズンはクリスマス商戦だ。11月末の感謝祭の終わった後からクリスマスイブまでの1ヵ月間がその期間だ。この時期に小売業界は1年の売り上げの2割を売る。利益額では、はるかにそれをしのぐ割合で5割という説まである。

その中でもブラックフライデーと呼ばれる感謝祭の直後の金曜日は、感謝祭のプレゼントの売残りの一掃セールの日になっていて、この日に多くの人が買い物をする。もちろんこれはクリスマスプレゼントだけではなく、単にセールになってるから買う人も多い。この日がクリスマス商戦の1ヶ月の売り上げを大きく引き上げる要因になっている。

ブラックフライデーのブラックは黒字と言うことだ。

クリスマスの時期には、家族や友人はもちろん仕事関係や普段お世話になっている人にクリスマスプレゼントを贈る習慣になっている。私の若い友人などはクリスマスプレゼントの負担額が重荷になって家計が苦しいとこぼしていることもあった。

様々なものがクリスマス・プレゼントとして贈られる。このアイテムの中に小犬がある。今年はコロナ禍で家庭に閉じこもる自粛期間に、たくさんの人がペットを購入したようだ。それだけではなく、日本で言うと保健所のようなところに保護されている犬をもらい受ける人もかなり増加している。結果として子犬が不足しているようだ。

クリスマスのシーズンに購入される犬は、10月から11月の生まれだ。今年の子犬の人気を受けてブリーダーが生産に対応しているようだが、需要の急増に対応できていない。

また、犬の需要地は東と西の海岸地域だが、ブリーダーの所在地は中西部にあり、運送の問題もある。コロナ禍のために様々な配送は混乱しており、航空会社は犬の輸送の取り扱いを止めている。

そういうこともあり子犬のクリスマス・プレゼントとしての購入は難しいと言う事のようだ。

アメリカには統計によって違うが6600万世帯から72,00万世帯に犬がいると言うことだ。これはアメリカの全世帯数の約半分に相当する。2軒に1軒に犬がいてさらに増加中ということだからアメリカ人の犬好きは本当のようだ。そして、これが今年はさらに増加すると言う事だ。

この数年来、日本では犬よりも猫が人気で、犬の飼育はやや低下気味だが、猫の飼育は増加傾向にある。アメリカと同様にコロナ禍による自粛期間にペットの飼育を始める人が多く、日本でも同様の傾向が見られると言うことだ。

来店者が増加し始めたのは3月ごろ。普段であれば、犬や猫の姿を展示スペースのガラス越しに眺め、そのまま店を後にする見物客が圧倒的に多い。ところがコロナ後は、高齢の夫婦や家族連れがその場で購入を決める即断即決のケースが目立つようになった。

来店者が増加し始めたのは3月ごろ。普段であれば、犬や猫の姿を展示スペースのガラス越しに眺め、そのまま店を後にする見物客が圧倒的に多い。ところがコロナ後は、高齢の夫婦や家族連れがその場で購入を決める即断即決のケースが目立つようになった。店によると、3月に入ってまずペットフードや動物用のおもちゃなど関連グッズの販売が伸び始めた。感染の広がった4月以降は、犬や猫をはじめ、ウサギやインコといった小動物の売り上げが急増。いつもは月平均で10~15匹だった犬猫の販売数が、2倍近くになったという。

Sankei Biz 2020年5月

コロナ禍は、ECの急増やゲーム、料理などの巣篭もり消費を増加させ、私たちの生活スタイルを変えてしまったが、ペットと人間の付き合い方も変えているようだ。

Shogohttps://leicaleica.jp
大学教授 研究テーマは、メディア、マーケティング、サブカル。趣味は、写真、海外テレビドラマ、ミステリ、写真。流行っていないもの限定の嗅覚で生きています。
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