月曜日, 6月 27, 2022
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マリオ35

スーパーマリオブラザーズが35周年と言うことで35人が同時にゲームができるスーパーマリオブラザーズ35が発売になった。

このゲームの主人公のマリオは、日本を代表するキャラクターとなっている。辞任をした安倍前首相がリオのオリンピックのハンドオーバーの際にマリオに扮したのは記憶に新しい。世界の誰が見ても日本をイメージできるキャラクターだから選ばれたのだ。

ファミリーコンピューターと言うゲーム・プラットフォームで任天堂はビデオゲームの市場を制し、私がアメリカにいた80年代の終わりにはビデオゲームのことを一般名詞のnintendoと呼んでいた。その当時もまだセガやそれ以外のゲームのプラットフォームは存在したが任天堂の強さはその中でも圧倒的だった。京都の花札屋さんがテクノロジーと言う市場で世界を制したのだ。この辺の事は枯れた技術の横展開と言う言葉を残している当時の技術者、横井軍平さんの物語に詳しく書かれている。

「ゲームの父・横井軍平伝任天堂のDNAを創造した男」という本がそれだ。探してみたが引越で埋もれたのか見当たらない。アマゾンで見てみると絶版になっているようだ。

その「ファミコン」のゲームの先頭で市場を切り開いたのは「スーパーマリオ・ブラダース」だった。マリオは主人公としてあの特徴的な効果音とともに世界中の家庭を駆け巡った。

その後も任天堂は新しい技術を使って、また技術だけではなく新しい発想で様々なゲームを生み出し革新を続けている。問題はスマホがこれほど普及した時代にあってゲーム専用機がどこまで生き残っていくかだ。先日も書いたアップル、Google、アマゾンのゲームのクラウドサブスクに対して競争力を持ち得るかどうか。それはひとえにソフトの魅力にかかっている。また同時にマリオのような愛されるキャラクターを生み出せるかどうか。

マリオが一般に登場したのは1985年のファミコン用ソフト「スーパーマリオ・ブラザーズ」だが、実際はこのキャラクターは1981年にアーケード用ゲームのキャラクターとして登場している。ゲームセンターに行かなければ、マリオに会えなかったわけだが、これを再利用してファミコンソフトにしたあたりは任天堂の目のつけどころ。ゲームの初期はパックマンやインベーダーのようなキャラクターだった。当然それはゲーム機の処理能力のためだが、任天堂はマリオを生み出した。擬人化されたマリオと言うキャラクターを中心に据えて、冒険の主人公にすると言うことが人気の出発点だったと考えられる。それ以降マリオは様々なゲームの主人公となり、ルイジと言う兄弟や派生キャラクターも生み出し、今でも任天堂の、いや日本を代表するキャラクターとして健在。35年の活躍でミッキーマウスにも匹敵する。

長期低落傾向にある日本の産業界の中にあって世界で活躍するマリオは頼もしい。マリオに続く日本のイノベーションを期待したいものだ。

Shogohttps://leicaleica.jp
大学教授 研究テーマは、メディア、マーケティング、サブカル。趣味は、写真、海外テレビドラマ、ミステリ、写真。流行っていないもの限定の嗅覚で生きています。
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