Googleは、YouTubeに出てくる商品にタグをつけてそれでクリックすると買える機能を追加するようだ。すでに、実験的にいくつかのチャネルで始めている。
またeコマースサービスの大手のSopifyと組んで参加するオンラインショップへのスムーズな統合を実現することを目指している。
TouTubeのビデオのクリエーター(投稿者)が出てくる商品を選び、ビデオの中で紹介する。多分、この投稿者がアフリエイトのビジネスを行い、YouTubeはアフリエイト収入の30%を受け取る計画のようだ。
このGoogleの取り組みは珍しいことではない。すでにFacebookやInstagramは同様のことを始めている。
コロナウイルスによる経済原則の結果、広告収入が減少したためにeコマースに目をつけたのはFacebookやInstagramの方が早かった。今年の春から買い物。機能の充実に取り組んでいる。
動画に付いているショッピングバッグのアイコンをクリックすると、その商品を販売しているオンラインショップに誘導される。つまりFacebookやInstagramを見ていて欲しい商品があった場合に、そこからそのまま1-Clickでオンラインショップまで飛んでいって購入できる。
このショッピングバッグのアイコンが付けられるのは、登録した投稿者のみだ。ここで購入が決済されれ、投稿者とFacebookやInstagramは成果報酬を受け取るものと思われる。
広告費の低下に苦しむのはGoogleも同様で、コロナウィルスの影響により広告収入が減り、創業以来の初めての減収を記録している。GoogleもFacebookも収入源をほぼ広告に依存しているので、このコロナ禍の経済活動の縮小の影響は大きい。広告で巨大企業になった彼らも収益の多角化に踏み出したと言うことだ
ステイホームでeコマースは大きな伸びを見せている。その代表は、アマゾンやアリババだ。
全世界で1 分あたり約100万ドル(約1億ドル5000万円)が費やされていると推定されている。
最近見たデータで、その巨大さが良くわかるものがある。 法人向けデータサービスのDomoが、1分間にインターネット上で起きていることをまとめたものだ。
Amazon 出荷数 6,659商品。
YouTube アップロード動画総時間 500時間
Facebook 新規投稿数 260,000件
Twitter 新規ユーザー数 319人
Instagram 投稿数347,222件
Netflixストリーミング配信総時間 404,444時間
ZOOM リモート会議参加人数 208,333人
TikTok ダウンロード数 2,704回
インターネットがコロナの影響でさらに稼働率が上がっているということだろう。
アマゾンは、さらに広告でも存在感を増してきており、今後は広告収入でもGoogleやFacebookに追いつくとも言われている。
Googleの遅れた取り組みもその中での焦りのようなものだろが、YouTubeでの商品販売は大きな可能性がある。1分間に500時間分の投稿がされる人気なので、購入者も販売者も無数と行ったところだろうか。
現にYouTubeには商品のパッケージの開封のビデオが「開封の儀」として大量にある。