金曜日, 1月 21, 2022
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FIFAワールドカップが2年周期に?

FIFAワールドカップを4年周期から2年周期に変えると言う検討はまだ続いているようだ。FIFAの収入は2017年から20年の4年間で64億ドル。このうち70%は2018年のワールドカップがもたらしたものだ。

FIFAから第三者機関として、研究を委託されたニールセンの計算によれば、2年周期に変えた場合、ワールドカップだけの4年間の収入は33億ドル増えて、現在の53億ドルから86億ドルになると推計されている。単純に倍になっていないのは、経費が増えるからだろう。

IOCにしてもFIFAにしても国際スポーツ統括団体は、オリンピックやワールドカップの収入を中心に4年周期で財政を組み立てている。これが2年周期に変われば当然のことながら、収益は上昇する。

しかしながら、このFIFAワールドカップ2年周期については反対している関係者が多い。ヨーロッパの234のサッカークラブが加盟するヨーロピアン・クラブ・アソシエーションは、9月に計画に対する反対を表明した。また、ヨーロッパと南アメリカの大陸サッカー連盟であるUEFAとCONMEBOLは、2年周期計画に反対して、場合によってはボイコットすると宣言している。さらに、ワールドカップのスポンサーのAdidasのCEOは2年周期のワールドカップは、サッカーのイベントカレンダーを今以上に忙しくしてしまうと発言している。

このような状況でも、FIFA会長のジャンニ・インファンティーノは2年周期にまだ自信があるようだ。FIFAグローバルサミットで、「140ヶ国で10万人を対象とした調査では、若い世代はもっとワールドカップの回数が多いという結果が出ている」と言って、2年周期節の根拠を説明している。このような調査は、どのような結果も、聞き方次第では出せるので、あまり参考にならないと思うが、回数を増やす根拠として使われているようだ。

2022年の3月に行われるドーハで行われる最高議決機関のFIFAコングレスに、2年周期決定の投票が入っているかどうかについては、会長はコメントしていない。ESPNが9月に報じたところによれば、210のFIFA加盟国のうち166ヶ国が賛成していると言われているので、議題になれば可決される可能性が高い。

FIFAワールカップは、1930年から始まっている。以来ずっと4年周期だが、100年の歴史を迎える前に、その伝統の一つが変えられる。古いものを変えてはいけないとは思わないが、FIFA加盟国が賛成しているのは、ワールドカップ予選のために代表戦が増えて収入が増えるからで、決してサッカーの普及やサッカーのためではない。貧乏くじを引くのは、スケジュール的に影響を受けるサッカークラブだ。これが、サッカーの普及の妨げにならなければ良いのだが、どうなるだろう。

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大学教授 研究テーマは、メディア、マーケティング、サブカル。趣味は、写真、海外テレビドラマ、ミステリ、写真。流行っていないもの限定の嗅覚で生きています。
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