金曜日, 5月 27, 2022
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カタールのFIFAW杯への投資額

薄氷だったFIFAワールドカップ出場決定から3週間。一次リーグの組み合わせも決まった。組み合わせは、2強2弱とか、死の組とか言われる。実際客観的に考えてみてもそれは事実で、日本代表がスペインやドイツとどの程度戦えるのか疑問符がたくさんつく。

スペインは2010年の南アフリカ大会で優勝しているし、ドイツも2014年のブラジル大会で優勝している。しかもドイツは2002年日韓大会では準優勝、2006年ドイツ大会と2010年南アフリカ大会で、どちらも3位になっている。スペインとドイツを比べれば、現時点ではドイツの方が組し易いと考えられるが、そのドイツですら常にワールドカップで上位に入る力を持ったチームを送り出している。現時点で、チェルシーで大活躍しているティモ·ヴェルナーのような選手がたくさんいるチームだ。

大会まですでに7ヶ月となっている。この間に強化試合が6試合程度行われる予定になっている。ここでの調整に期待する以外ない。先日のベトナム戦で見せたような試合ぶりでは、短期決戦のワールドカップのリーグ戦を勝ち抜くのは難しい。層が薄いことも短期戦では大きな問題だ。森保監督と代表選手たちの今後に期待する以外にない

その日本代表を迎えるカタール大会は、今までに大きな多くの不正疑惑の噂が立っている大会である。

その噂とは別に、表立っては、このカタール大会決定までに、カタールは国をあげて、サッカー界に大きな投資を語るを行ってきた。カタール航空は2010年にFCバルセロナのスポンサーになり1億6300万ドルを支払っているし、カタール航空公社はパリサンジェルマンに株主として10億8000万ドル投資している。ヨーロッパの、いや世界のサッカーファンの目から見るとカタールは非常になじみの深い国となった。

また、大会運営としては2011年のAFCアジアカップとアラブ競技大会の招致を成功させ、実際に運営を行い経験を積んできている。これにも、多くの労力と多額の資金が投資されてきている。

一方ではワールドカップの招致については数々の買収疑惑が報じられてきた。FIFAはその買収疑惑を否定したが、その本人の、当時のFIFA会長のブラッター氏は、スイス当局による買収疑惑の捜査を受けて辞任している。買収疑惑は明確にクロと証明されていないだけと言える。

このような問題があるにもかかわらず、4月に入って組み合わせ抽選会が行われた。実際に行った人に聞いたが、その準備や施設は素晴らしいものであると言う。それは、カタールはFIFAワールドカップのためにスタジアム建設も含めて莫大なインフラ投資を行っているからだ。過去のワールドカップの開催国と比べても桁違いの投資が行われてきた。1994年以降の投資額のリストを見てもその巨大さがよくわかる。

FIFAワールドカップ開催国投資額

アメリカ 1994年:5億ドル

フランス1998年:23億ドル

日本 2002年:70億ドル

ドイツ 2006年:43億ドル

南アフリカ 2010年:36億ドル

ブラジル 2014年:150億ドル

ロシア 2018年:116億ドル

カタール 2022年:2200ドル

このように2200億ドル、今のレートで27兆円程度の資金が投入されているのだ。東京オリンピックの比ではない。

カタールの新スタジアムは100億ドルかかると言われており、当初の新国立競技場が2500億円を超える金額として非難を受けたことを考えると、その豪華さがよくわかる。これ以外にもホテル、公共交通、空港などのインフラに莫大な投資が行われている。これに加えて、サッカー界への投資額や、買収があったとして、その買収額を加えればいくらになるのか、想像もできない。

数多くの不正が疑われて実現するFIFAワールドカップ・カタール大会だが、多分テレビに映るその国の姿はまぶしいほどだろう。特に日本と言う日の沈む国から見ればなおさらだ。だからこそ日本代表には、そこで活躍する日本人の姿を世界に見せてもらいたいものだと思う。

Shogohttps://leicaleica.jp
大学教授 研究テーマは、メディア、マーケティング、サブカル。趣味は、写真、海外テレビドラマ、ミステリ、写真。流行っていないもの限定の嗅覚で生きています。
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