Brompton購入

輪行を考え始めたのは週末のサイクリングがマンネリ化してモチベーションが下がってきたからだ。家から東西南北、色々な方向に出かけて出かける距離も様々だが、それでも毎週出かけて別のルートを通ろうとしても結局は大差ない結果になってしまう。

それに基本的には街中だから角ごとに停まってを繰り返し気持ちよく走るということはそうはない。代々木公園では、ある程度は走れるがそれでも週末は混んでいるので、あまりスピードを出せることもない。

それで電車に乗って郊外まで出かけて、自転車に乗って疲れたら、また自転車で帰って来れるように折畳み自転車による輪行を思いついた訳だ。

これには、前段階があってこの何年かロンドンに長期滞在したのでロンドンの自転車屋でブロンプトンを見せてもらっていたからだ。ロンドンで使って日本に持って帰ろうかと思いついたからだ。当時のポンド高のこともあり購入には至らなかったが、ブロンプトンへの物としての興味はその頃からあった。

なので、折畳み自転車の購入を思いついて、候補を考えた時にブロンプトンが第一の候補であったが、情報を集めるとたくさんの興味深い折り畳み自転車があることも分かった。価格帯も幅が広いのでかなり迷った。最後まで迷ったのは、日本製の電動アシストのデイトナだ。でも結局は初恋の相手に決めた。それは、車体の美しさと折り畳んだ時のサイズが決め手だ。

いつもの自転車は30年以上も前に買ったWild CatのMTBだ。これは、まだマウンテンバイクが一般的でなかった頃に、世田谷区代田の環七沿いの店で手に入れたものだ。当時の値段とではかなり払ったのは覚えているが、海外赴任などの期間中は国内の倉庫に保管されていたのでそう傷んでもいない。残念なのは、ガレージに暗室を作った時に、外に出して雨ざらしに3年ほどしてしまったことだ。こちらも直しながら今後も乗ろうと思っている。

そのWild Cat MTBと比べて小径の自転車の乗り心地を試してみたが、そう大きな違和感はなかった。それで購入を決めたのだが、当初はイギリスということで緑色を考えていたのだが、お店の人にBarbourコラボモデルを薦められて、そのグロッシーな輝きに魅せられた。緑は緑でもBarbourのジャケットを明るくしたようなオリーブ色だが、それも元々、好きな色でもある。

ということで購入を決めて、正月休みに納品された。その後、すでに2度、輪行に出かけている。一回目は、小田急線の喜多見まで行って、野川と多摩川の堤防を走り、もう一度は柿生まで行って鶴見川の堤防を走ってきた。最初の喜多見の時は帰りも自転車で走ったが、柿生の時には日が陰ってしまったので、帰りも自転車を折り畳んで電車で帰って来た。ブロンプトンを畳むのは簡単なので苦にはならないが、やはり10kgの物を長距離持って歩くのはつらいので、できるだけ小さな駅を選んで出かけている。

今週の週末はどこまで行くか検討中。

それがしの一日

少し忙しくなってブログが半年も放置状態になった。忙しいと言っても簡単なブログを書く30分ほどの時間もなかった訳ではないので、むしろ精神的な問題。色々なことが一度に起きて対応できなかった。とは言え、しっかり夏休みを取って関西に行ったし、9月には1週間、イタリアを旅行した。振り返ってみれば大したことのない出来事の集積なのだが、その真っただ中にいると、そのようには考えられないことは今までも経験してきたことだが、どうも性格の問題なのだ。目先のことで頭が一杯になってしまう悪く癖はこの年になっても治らない。

城山三郎が石坂泰三について書いた「もう、きみには頼まない」に出てくる「それがしの一日」のような気分というか気概が備わっていないということだろう。あれを読んだのはもう18年も前になる。その当時、やはり大きなプロジェクトに一年余りも関わって、まったく余裕のない時期だった。そのプロジェクトの仕上げのために3週間の海外出張に行く際に持参した何冊かの文庫本の中の一冊だった。石坂泰三という人物のスケールと自分を比べるのも愚かなことだが、それでも「それがしの一日」ということだけは忘れないようにしようと出張先のドタバタの中で考えていたことをよく覚えている。ついでに書くと、予期しない事態が発生して、帰国してから半年もその収拾のためにまた忙しい思いをすることになった苦い思い出も蘇ってくる。

それがしの一日から余計な連想をしたが、これからは、その教訓を生かして周りをよく見まわして生きていこうと思う。どうせ、残り少ない人生、真剣過ぎても危ない目に合うばかりだから余裕を持たなければと思うようになってきた。

ということで2017年はこの数年の中でもちょっと緊張した年だった。年末になって思うことは、考えすぎず新しいことにチャレンジしようということだ。

 

 

「フェルメールと風俗画の巨匠たち」展

もう30年近くもかけてフェルメールを見る旅を続けてきた。すでに実作と言われている作品はすべて見ている。最初に見たのは1989年のニューヨークだった。それ以前にもルーブルとかナショナルギャラリーとかで見たかもしれないが、大きな美術館でフェルメールを見つけるのは難しい。と言うか、それ以前にはフェルメールを意識していなかったからだと思う。

ニューヨークのフリックコレクションは小振りな美術館で作品を外に貸し出さないので有名だが、多くの有名な画家の作品と並んで、フェルメールを三作も所蔵している。それは、「中断されたレッスン」、「兵士と笑う娘」、「婦人と召使」だ。屋敷を改造した美術館でフェルメールを三作も持っているのだから、フェルメールがいかにも目立つ。その時には知らなかったが、現在の認められている作品、36作のうちの3作だからすごい率だ。しかも、初期の若書きと言われる物語画4作やワシントンDCにある「フルートを持つ女」や「赤い帽子の女」の2作は研究者によっては真作とは認められていないから、現存する実質的とされる作品数は30作だから、3作も所蔵しているということはすごいことだ。

そのフリックコレクションを訪れたのは1989年の夏のことだった。5番街の一角に建つ建物は、メトロポリタン美術館が美術館なら、美術館には見えない。中に入ると静かな雰囲気で、広い中庭があり美術館の雰囲気とは違っている。その時点ではあまり知らなかったが、このような邸宅を改造した美術館はあんがい多いもので、この後、ニューヨークやワシントンDCでも行ったし、ヨーロッパでも多くいった。

今回、パリに行ったのは、そのフェルメールの絵が12作も展示されるということで急に思い立って出かけた。先ほどの30作からすれば、これだけで40%もの作品が終結したということだ。この規模でフェルメールが集まるのは20年に一度くらいの出来事なので行ってみたかった。

パリは一昨年のテロの影響で大規模な施設では必ず手荷物検査があったが、ルーブルも例外ではなく、入り口で空港のような機械に手荷物を通して、金属探知機をくぐらなければいけなかった。ここがすごく混んでいてさすが観光立国のフランス。すごい人数が訪れるのであろう。調べてみるとテロの影響で減ったとは言え、2016年の数字で3000万人だから日本全体よりも多い。そういうことでルーブル美術館自体もすごい観光客だから、これを入館調査するとすごい時間がかかるだろう。予約のチケットを見せると少しは早くなるのだが、これがなければ1時間待ちは確実だろう。でも、このセキュリティを済ませても、まだフェルメールが展示されている「フェルメールと風俗画の巨匠たち」展で列を作らなければならない。これが約40分。二度行ったが、待ち時間は二回とも同じくらいだった。

さて、それでやっと展示。会場は、デホーホなどの同時代のオランダの画家を加えて、音楽や手紙のコーナーになっているのでフェルメールを一杯見たいということを一目で満足させることはできない。でも、同時代の画家の同じテーマも作品も見比べることでゲルメールの立ち位置がよく分かった。つまり同時代の風景画を同じようにだが、ただ天才的に描くことはできたが、個人的に何か別の要素を加えたということでもない。何年か前に東京でも同じような趣旨の展示を見たが、その時にはあまり感じなかったが、フェルメールのすごさは同じ題材を扱っても別の次元まで高めたということだ。これが、彼が職業的にたくさん描いて稼ぐというよりも義母の仕事もしながら時間をかけて描けたということも関係するのかもしれない。

二度、ルーブルには行ったが、それ以外は観光というよりはカフェや川岸で本を読んだり東側の市場に食事に行ったりして過ごした。朝晩は冷え込むものの日中は晴れて暑いくらいの天気でのんびりとした良い休暇を過ごした。

写真はサンマルタン運河に行く途中のリパブリック広場。

鹿島アントラーズ準優勝

FIFAクラブワールドカップ決勝まで、日本チームとして初めて駒を進めた鹿島アントラーズがあわや大物食いという善戦。レアルマドリードを相手に一時はリードを奪った。前半を同点で折り返し、延長までもつれ込んだ。

鹿島アントラーズはよく攻めたしよく守った。途中では焦ったレアルマドリードは11人全員が守りに入っている瞬間もあった。確かにレアルマドリードはどの選手をとってもスピードがありゴールの扱いも旨かった。それでもあの中で二得点をあげた柴崎はすごかった。十分すぎるほどFIFAクラブワールドカップ準優勝の値打ちはある。

テレビでも盛り上がったようで最高瞬間視聴率はなんと36.8%。最近のスポーツの視聴率としても上位の数字だし、FIFAクラブワールドカップとしては最高の数字だ。

天候もそう寒くはないし素晴らしい試合を見ていい気持で帰途についた。

写真はiPhone 6s

旅行続き

前回の更新から時間があいてしまった。国内では北海道、関西への旅行があり、海外ではバルセロナとロンドンに行ってきた。旅行に行くと言っている間は忙しいし、帰ってからはさらに忙しい。そんなことで、更新しないまま時間が過ぎてしまったが、またブログに戻って日記を開始したい。

最も直近のロンドンの話からか書くと、サッカーのイングランド対スペインのフレンドリーマッチをウエンブリーで見たり、O2アリーナで錦織対マレーのテニスを見たりしていた。11月のロンドンは東京より少し寒いが時折、降る雨がロンドンらしくて懐かしかった。この数年、年に5、6回は行っていたが今年は11月が初めて。相変わらず観光客も多くて街はどこも人が溢れて、レストランもお気に入りの場所は予約しないで行ってみると入れないということが2度あった。

帰りの日に時間があったので1年ぶりのTate Modernへ。昨年は建築中だった新館が完成していた。コンクリートの打ちっぱなしと木材を組み合わせた建築は新鮮味はないものの清潔な感じがして好感がもたれる。

ちょうど、エルトン・ジョンが集めた写真が展示されていたが、これは多くの見たことのある有名な作品を含むもので展示としては見ごたえがあり長い時間を過ごした。特にアンドレ・ケルテスの泳ぐ人の作品はエルトン・ジョンも好きな作品ということだったが非常に興味を持った。知らない写真家の作品もあったのでメモをもとにこれから研究してみたい。

今回の旅行は悩んだ末、フィルムライカで臨み、デジタル写真はFuji X100とiPhoneをメモ代わりに持参した。

トーマス・ルフ展

9月の最初の週末は予定がなかったので、どこかへ行こうかと考えたが土曜日にぐずぐずしてチャンスを逃した。それで、美術館と考えたが、東京都写真美術館は9月3日再オープンで、最初の展示は杉本博司だと知っていたが、きっと混んでいると読んで、国立近代美術館の「トーマス・ルフ展」へ。

トーマス・ルフは写真を取らない写真家だと思っていたが初期に撮ってるいたようだ。初期の肖像写真や建物の写真はいかにもベッヒャーの弟子という写真だ。まさにタイポロジーの見本のような作品だ。建物は曇りの日の早朝に撮っていたそうだが、これもベッヒャーの撮り方と同じだ。ちょっと違っているのは全てが正面から撮ったものでないということ。建物を斜めに撮っているものがあり、これがベッヒャーとは違っている。

有名なJPEGを大型の作品で見られたのでこれが収穫。あの作品はやはり大きな引き延しで見ないと意味がないことがよく分かった。

面白かったのはネガを作品にしているもの。ネガになると写真だということはより明確だが、写っているものはあまり明確でなくなる。これが、写真を象徴させるために考えた作品かどうか意味は分からない。

今回の新作を含むシリーズは報道写真のプリントを表と裏をスキャンして重ねた写真。今回、読売とかから昔の記録写真を借りて作ったそうだ。この作品は今はデジタルになってプリントもないし、デジタルだから撮った人が記録にメモを裏に書いておくということもない。

新宿百景

久しぶりの休日なので雨が降りそうな中、下北沢から代官山まで自転車で写真集を見に出かけた。下北ではほん吉とビビビ、代官山はTサイトである。代官山の蔦屋の写真集の在庫は素晴らしく新刊から名作までなんでもある。というのは言い過ぎで写真集は少ロットで多種が発行されているから全て集めるいうことは不可能だ。

下北でも代官山でもこれはというようなものが手ぶらでライカショップに入ったら、「新宿百景」が山積みになっていた。代官山のこの店にもわずかに中古のカメラとレンズが売られているので癖のようにいつも吸い込まれてしまうのだ。と言ってもここでまだ買ったことはない。

お店の人に言って一部いただいて早速、読み始める。チェキで撮った写真は大きく引き伸ばされて良い雰囲気だ。写真はこうでなければならない。綺麗に写るのだったら自分の目の方が確かだ。レンズと化学物質で違う世界観が提示されてこそ写真と感じる。

このタブロイド新聞型の小冊子は、BEAMSが制作してBEAMSの新宿で配布されていたのは知っていたが、時間がなくて行けなかったので代官山でついでにもらえてラッキーだった。

森山大道さんは知っているが、他のお二人は知らない人だが全体的に雰囲気は統一されている。

ジャパンラグビートップリーグ開幕

2016-2017シーズンのジャパンラグビートップリーグが8月26日金曜日に開幕した。初日から4連覇を目指すパナソニックがヤマハに敗れる波乱があった。五郎丸選手が今年からフランスに移籍したが昨年も最後までいい戦いをしていたヤマハが3点差で勝った。最近は息子ばかりが話題になっていた清宮監督もシーズンに入って本業で話題になっていくのであろう。

昨年のラグビーワールドカップの日本代表の大活躍によりラグビーにも3年後に迫ったラグビーワールドカップにも注目が集まっているが、今年のトップリーグは昨年のラグビーワールドカップ・イングランド大会で大活躍した各国の代表選手も数多く参戦しているし、日本人選手もスーパーラグビーで技を磨いてきているので楽しみだ。

昨日は雨にもかかわらず秩父宮ラグビー場で行われた2試合には多くのファンが駆けつけて各チームの初戦に声援を送っていた。

ラグビーは90年代初めまでは野球に次ぐスポーツで人気が高かったが、93年のJリーグの開幕やラグビーワールドカップ1995南アフリカ大会でのオールブラックス戦の大敗など幾つかの要因があったのか、2015年の南アフリカ戦勝利の「ブライトンの衝撃」まで話題を欠いて日が当たって来なかった。それがあの3勝をあげる大活躍以来、スーパーラグビー参戦や7人制男子のリオオリンピックでのニュージーランドやフランス相手の勝利で4位入賞とずいぶん話題になってきた。スポーツでもなんでもそうだが、何か一辺倒というのは健全ではない。オリンピックが終わってこれからパラリンピック、野球も終盤に入り、サッカーもFIFAワールドカップの最終予選も含めて話題になるというのが成熟した社会のあり方だと思う。もちろん全てを楽しまなくても行きたいものだけ行くというのが良いのだ。